Oigen オイゲンの鉄瓶をメンテナンスした話
鉄瓶はきちんとメンテナンスしなが使ってあげれば、それこそ人以上に長生きすることだってできるお道具です。
今日は先日こちらの記事で紹介したオイゲンさんの南部鉄器をメンテナンスしていきたいと思います。
家でお抹茶を点てたい時にお釜の代わりになる鉄瓶 - 日日是好日 なにげな日記
メンテナンスといいますが、つまりは鉄瓶の内側に湯膜(水に含まれるマグネシウムなどのミネラルが結晶化したもの)を張るとゆう工程です。この湯膜が、鉄のサビ(つまり酸化)を防いでくれるのです。
必要なものは、硬度300mg以上の硬水を鉄瓶に入る容量の3倍分。あとは湯を沸かすための火種(ここではカセットコンロ)
私はこちら硬度304mgのエビアンを使いました。
まずは硬水を鉄瓶の8分目くらいまで注ぎます。
後は蓋を開けた状態でお湯を沸かして、20分間沸騰させます。
この時、蓋をしたままやと、溢れ出る恐れがあるため、ご注意くださいね。
20分沸騰が終われば、蓋をして湯を捨てます。湯が残らないようにしっかり捨てましょう、
そして蓋を開けたままで、鉄瓶が冷めるまで待ちます。内側の水分は、鉄瓶自体の余熱で蒸発していきますが、しっかり水切りできてない場合は水分が残るかも知れません。この水分がサビを産む原因にもなるので、水分が余りにも残っている場合は、キッチンペーパーか布などでポンポンと水分を飛ばすようにします。
こちら、冷えて乾いた状態。
ずいぶんすごいこと真っ白な湯膜張ってますが大丈夫でしょうか、少し不安になりながらも
この、沸かしては乾かすとゆう工程を3回ほど繰り返せば完成です。
今回は硬水を使っていますが、日本の水は軟水で、それも使っているうちに馴染んできて、湯膜もほどよく育ってくるんだそうです。これからの成長を楽しみたいと思います。
大切にメンテナンスしながら使って、次世代に引き継げるほど育てられたらいいなぁ。