茶道がもっと楽しくなる 五感で感じるお茶書籍。
お茶を、かれこれ5年ほど習っています。
始めた動機は
「日本文化の結晶といえるお茶を学びたかった」
なんて、カッコいいものではなく。
(というのも、そんな風に言われても、頭で「そうなのか」と思うばかりで、一体全体、日本文化って言われてもピンとこない。)
「おいしい和菓子が食べたかった」なんて不純なものです。
それが、あれよあれよと深みにハマり、先日の合宿で
完全にノックアウト。
今では、一生涯かけて学んでいきたい存在。
今日は、私が読んだ中で、茶道がもっと楽しくなる書籍をまとめます。
増えたら追記。
茶道を五感で感じる書籍
日日是好日ー「お茶」が教えてくれた15のしあわせ
日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)
- 作者: 森下典子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/10/28
- メディア: 文庫
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実は、私のブログのタイトルは、この本を読んで感動したところから取っています。非常に有名な禅語ですが、この本を読んで、さらに好きになりました。
こちらは、著者である森下典子さんが、お茶のお稽古を通して感じたことが徒然と書かれています。
途中著者は、お茶が本当に楽しいのかわからない。しんどい。と、悩み迷う時期があります。そんな場面が、まさに私。「しんどいし、よくわからない」とちょうど思っていた時に、この本に出会ったことで、励まされ、お茶の楽しさを思い出させてもらいました。
専門的すぎず(あんまり専門的だと、私もよくわからなくなる)読むだけで、やわらかな畳の香りが漂ってくるような、そんな本。疲れた時に読みたいバイブルです。
且坐喫茶
且坐喫茶とは「まぁまぁ、とりあえず、座ってお茶でも一服いただきましょうよ。」という意。そんな、忙しい毎日の中、ふと立ち止まらせてくれる書籍。
著者が男性だけあって、男らい視点でお茶室を楽しんでいる様が興味深かった。著者が実際に行ったお茶会の様子が、様々な記憶と結びつきながら展開されていく。
たしかにお茶室に座っていると、不思議とそんな状態になる。浮かんでは消える様々な記憶と、現在が交差していくお茶席。自分は今どこに(どの時点に)いるんだろう、と考えてしまう時がある。
そんなことを考えていると、畳のヘリをお茶碗が越えてくるので、慌てて頂きに向かうのです。
茶道実用手帳
こんな便利なものが、あったのか。あったのですね。
年間カレンダーには、主だったお茶席が書かれていて、旧暦の暦や月の満ち欠けもバッチリ。さらには、歴代家元の花押や、お道具の形の名前まで書かれているので、辞書として大活躍。
お茶会や、お稽古のメモや「この形、なんて名だろう?」なんて時も便利。銘がわかれば、さらに面白くなるお茶。茶会記書く時に大活躍してます。
茶道百科ハンドブック
茶道百科ハンドブック (茶の湯 便利手帳 1) (茶の湯 便利手帳 ?)
- 作者: 竹内順一
- 出版社/メーカー: 世界文化社
- 発売日: 2010/10/16
- メディア: 文庫
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そして、茶道実用手帳をさらに専門的にしたかったら、こちらの辞書がおすすめです。禅語から家系図まで、ありとあらゆる事がかかれています。初心者から、ベテランまで、使えるハンドブック。禅語とかよんでるだけで面白いですよ。