ナチュラルクリーニング。たった4種で家中スッキリ掃除・洗濯・脱臭・除湿(たまに入浴剤)
たまに掲載している我が家の掃除法。
「わかりにくいから、まとめて欲しい」との希望があったのでまとめてみます。
そういう意見、ありがたいです。どんどん募集中です。
それでは、どうぞ▼
PHOTO by //pixabay.com/ja/
私が使っている掃除・洗濯・脱臭・除湿(たまに入浴剤)用品は、たったの4種類。
昔は掃除・洗濯・脱臭と、それぞれ専用の洗剤を使っていました。今は、以下の4アイテムで全て事足りています。
今は、どれもこれも薬局とかで簡単に手に入るので、是非探して見てください
(酸素系漂白剤だけ、あったりなかったりするので注意です。)
①重曹
弱アルカリ性なので、安心して、脱臭・除湿・掃除と、いたるところで使っています。
あまり頑固な汚れには向いてないので、主に脱臭・除湿・キッチン周りの掃除で活躍。
②セスキ炭酸ソーダ(アルカリウォッシュ)
使い方は重曹に近いが、重曹よりは力のあるアルカリ性、といった役割で使っています。重曹より水に溶けやすいので、水と混ぜてスプレーにしてもよく使います。
頑固なコンロの汚れや、衣服の襟の汚れ落としにも使用。
③酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)
力の強いアルカリ性。
白い衣類の漂白剤代わりや、こびりついたカビ汚れをとるのに使用します。
あと、我が家は食洗機の洗剤もこちら。
④クエン酸
酸性のものはこちら一本のみ。日頃は水と混ぜてスプレーとして使用しています。
トイレ後の脱臭・掃除の時に重曹などに吹き付けて、泡で汚れを落とすなどして使用しています。
ちなみに、これらの成分がどのようにして汚れを落とすのか、そこらへんの事も詳しくしりたいという方はこちらのエントリーご参考ください▼
シーン別・使用品と使用方法
では、さっそくシーン別にご紹介します。
前述した4アイテム以外にも、アロマオイルを使う事も多々ありますので合わせてご紹介します。
キッチンまわり
食物を扱うキッチン周りこそ、人口科学用品はあんまり使いたくないですよね。人口的な方が、しっかり汚れが落ちそうなイメージがありますが、ナチュラルクリーニング用品でも十分落ちるのでびっくりです。今まで買い揃えていたのは一体なんだったんでしょう。
◆お皿洗い
早速なのにすみません。お皿洗いは、何も洗剤はつかいません。
いつも、アクリルたわしでお湯洗いしています。これだけで十分油のヌメりもとれて、手もカサつかないので、めっちゃええです。むしろ洗剤のヌメリ残りの方が嫌いだったので、万々歳です。
どうしても気になる場合は、②セスキ炭酸ソーダスプレーを吹きかけて擦って落とします。
◆食洗機用洗剤
使用品:③酸素系漂白剤
使い方:他の洗剤と同じように、食洗機で回す前に酸素系漂白剤も共に入れて回します。
よく市販で売られている食洗機専用洗剤というのは、要は泡立ちすぎないというだけの品物です。泡立ち過ぎると、食洗機からはみ出して外に出てきてしまうからです。
ナチュラルクリーニング素材なら、そもそもそんな泡立たないので大丈夫。しっかり水に溶けて、頑固な汚れも落としてくれる酸素系漂白剤でOKです。
◆シンク掃除
使い方:重曹(もしくはセスキ炭酸ソーダ)をシンクにパラパラとかけます。汚れがひどければ暫く待つ。クエン酸スプレーを吹きかけて、軽く雑巾で拭うだけで汚れが落ちます。
シンクに取り付いた酸系や食べ物のタンパク質は、アルカリ性の重曹(セスキ)で分解し、さらにクエン酸を使用する事で、ミネラルの結晶である水垢も取り除きます。(ここら辺のアルカリ性・酸性の話はこちらのエントリーご参考ください)
◆コンロ・魚焼きグリルの頑固汚れ
使い方:セスキ(もしくは重曹)をコンロや魚焼きグリルに、さらさら振りかけてしばらく待ちます。あとは、クエン酸スプレーを吹きかけて汚れを浮かし、雑巾で拭き取るだけ。
頑固汚れなので、できたら重曹よりはセスキ炭酸ソーダが効果的でしょう。セスキスプレーにして使用してもOK。スプレーしてるだけで汚れが落ちてきます。以下エントリーが使用レポです▼
コンロ掃除レポ:3ステップでできちゃうコンロ掃除。
グリル掃除レポ:魚焼きグリルの網を掃除してみたらこうなった。
◆換気扇
使用品:②セスキ炭酸ソーダをスプレーにして
使い方:セスキ炭酸ソーダを水と混ぜ、スプレーにして換気扇に吹き付けます。あとは雑巾で拭うだけ。雑巾にセスキスプレーを吹きかけて拭うだけでも結構汚れは落ちます。
油汚れであることが多い換気扇ですので、アルカリ性のセスキを使用します。
風呂・洗面所まわり
素肌とダイレクトに接触するお風呂周りも、できたらあまり人口化学製品は使いたくない。もし、落とし残しがあっても大丈夫なナチュラルクリーニング用品を使います。
◆カビとり
使用品:③酸素系漂白剤
使い方:濡らしたカビの部分に酸素系漂白剤をかけて、暫く置いておく。最後にタワシか強めのシャワーでこすれば取れる。
汚れやすい排水溝も同じ容量ですれば、汚れも落ちやすくなります。
使用レポはこちら▼
アルカリでお風呂の掃除。酸素系漂白剤で黒カビとりしてみた。予防法も。
◆浴室・洗面所の日頃のメンテナンス
使用品:②セスキ炭酸ソーダをスプレーにして
使い方:お風呂から上がる時に、シャワーでザッと汚れや泡の残りカスを流す。そのあとにセスキスプレーをしておけば、防カビ対策となる。
毎日の浴槽掃除も、セスキ炭酸ソーダスプレーが使えます。さっとスプレーをかけてブラシで擦るなり、シャワーの水圧で結構綺麗になります。
レポ▶︎アルカリでお風呂の掃除。酸素系漂白剤で黒カビとりしてみた。予防法も。
◆水垢とり(洗面所も)
使用品:④クエン酸スプレー
使い方:水垢はミネラル分なので、酸性の作用で分解されます。スプレーを振りかければ、少しこすれば簡単に汚れが落ちます。
使用レポ▶︎アクリルたわしとクエン酸で洗面所掃除
◆入浴剤として
使用品:②セスキ炭酸ソーダ
使い方:湯を張った湯船に、水に溶けやすいセスキ炭酸ソーダを入れてかき混ぜます。
入浴剤としても使用されている成分なので少量なら問題ありません。お肌がツルっとします。同じく、アロマオイルを加えると、香りよく楽しむ事ができます。
また、湯船から出る時に、そのままセスキ入りの湯で浴槽をこすれば、汚れも落ちて一隻二鳥です。
洗濯まわり
肌に直接触れる衣類の洗濯も、洗剤残りのないようにしたい!ナチュラルクリーニングなら、自然に帰る分子にまで分解されるので安心です。
◆衣類の洗濯
使用品:②セスキ炭酸ソーダ
使い方:洗剤がわりに、セスキ炭酸ソーダを入れます。
ちなみに、汚れがひどそうな時に、セスキを入れますが、基本的には洗剤不要のマグちゃんというアイテムを使っています。マグちゃんでは落ちきれなさそうな汚れの場合は、プラスアルファでセスキを入れています。マグちゃんについてはこちらエントリ▼
◆衣類の漂白
使用品:③酸素系漂白剤
使い方:酸素系漂白剤を溶かした水に、漂白したい衣類を浸けおきます。洗濯機に先ほど浸け置いた水ごと入れて、洗濯します。
ガシガシ・ゴワゴワになってしまったな、と思ったら、仕上げにクエン酸を少し入れましょう。アルカリを酸が中和して、柔軟剤的な役割を果たします。
※ただし、アルカリ性は、タンパク質を分解しますので、動物性タンパク質の素材(シルクや毛)は、浸け置かないようにしましょう。モロモロになってしまいます。
◆襟や袖などの部分汚れ取り
使用品:②セスキ炭酸ソーダスプレー
使い方:セスキ炭酸スプレーをシュッシュと振りかけてから、洗濯します。汚れのひどい場合は、ブラシで少しこすっておくと、さらに汚れは落ちます。
部屋・ファブリックまわり
掃除しにくい部屋のファブリック関係もナチュラルクリーニング可能です。なんて便利なんでしょう。
◆カーペット
使い方:セスキ炭酸ソーダスプレーをシュッシュとふりかける。もしくは、重曹をパラパラと振りかけて、最後に掃除機で吸い込む。こうする事で、防虫・防菌・防臭作用があります。
◆カーテンなどファブリック
使用品:②セスキ炭酸ソーダをスプレーにして
使い方:洗えないカーテンやクッションにシュッシュと振りかけます。これだけで防虫・防菌・防臭作用あり。
さらに私は、ミント&ゼラニウムスプレーを作って、虫などが入りやすい玄関のファブリックやカーテンなどに振りかけています。ミントはG避け・ゼラニウムは蚊避けに、さらに防菌にもなります。香りまで楽しめるので一石二鳥
◆網戸
使用品:②セスキ炭酸ソーダをスプレーにして
使い方:洗えない網戸にシュッシュと振りかけて、最後に雑巾で拭き取ります。汚れが落ちる上に防臭作用が。
さらに、ミント&ゼラニウムスプレーを作って、虫が寄り付きやすい網戸に振りかけています。ミントはG避け・ゼラニウムは蚊避けに、さらに防菌にもなります。
私はこの組み合わせは、原液を玄関にも置いています。いい香りで害虫からも家を守ってくれますレポ▼
◆スイッチや家具の手垢汚れ
使用品:②セスキ炭酸ソーダスプレー
使い方:手垢がつく場所に振りかけ、雑巾でぬぐいます。
脱臭・除湿
なんと、脱臭や除湿作用までもあるので驚きでございます。脱臭で使うのは、ほとんどが重曹ですが、脱臭効果がなくなってきた(重曹が少し固まってきた)と思ったら、次は掃除用に使用できます。余すところなく使い切りができるのも、重曹を使う魅力。
◆冷蔵庫の脱臭
使用品:①重曹
使い方:グラスなどに重曹を入れて、そのまま冷蔵庫に入れます。これだけで脱臭効果があります。さらに私は、竹炭も併用させて入れています。
食べ物を入れる冷蔵庫だからこそ、安心の重曹を使いたいものです。
使用レポ▶︎食材を収める大切な蔵!冷蔵庫中の消臭剤は安全な重曹と竹墨で
◆キッチン・洗面所などの除湿
使用品:①重曹
使い方:グラスに重曹を入れて、除湿したい箇所におきます。キッチンの棚や洗面所、玄関の角など。
さらに、ここにミントのアロマオイルを足して、G避けとしても使用しています。
◆トイレの脱臭
使用品:④クエン酸スプレー
使い方:トイレ後のアンモニアの臭いはアルカリ性なので、酸で中和させる事で臭いを消します。トイレにはこちらのクエン酸スプレーを常備しています。
また、こちらは別の方法ですが、我が家はコーヒーの残りカスで常に臭いを消しています。通常はコーヒーの残りカス・直後に即座に臭いを消したい時はクエン酸スプレーを使っています。コーヒーカス使用レポはこちら▼
◆靴の脱臭・除湿
使用品:①重曹
使い方:お茶パックの袋や、布に重曹をくるみ、そのまま靴の中にイン。脱臭・除湿効果により、靴の中は常に清潔です。
さらに私は、ミントなどのハーブも共に入れる事で、防虫としても使っています。
レポ▶︎梅雨前に、湿気対策!重曹をつかった 靴の消臭•除湿剤
◆衣類箪笥の脱臭・除湿・防虫
使用品:①重曹
使い方:お茶パックの袋や、布に重曹をくるみ、そのまま洋服箪笥に入れます。これだけで、脱臭・除湿効果があり、さらに私は、ミントなどのハーブも共に入れる事で、防虫としても使っています。
実際、何をどこに常備しているのか?
ここからは、どこに何をどんな状態で常備しているかご紹介します。
これらが準備できていると、最小限のモノで、常にクリーンな状態が保たれます。
場所:キッチン
使用品:瓶に入れた①重曹
④クエン酸スプレー
瓶に入れた③水素系漂白剤
用途:重曹とクエン酸スプレーで日常的なキッチン周りの汚れ取り。
水素系漂白剤で食洗機を回します。
場所:リビング・寝室など部屋
使用品:③セスキ炭酸スプレー
ミント&ゼラニウムスプレー
用途:セスキは臭いが気になる場所にスプレー。
ミント&ゼラニウムスプレーは、朝一に振りかけてリフレッシュ&防虫防菌しています。
場所:トイレ
使用品:④クエン酸スプレー
用途:臭い消し&掃除の時にも、スプレーの水圧で結構汚れが取れたりします。便器に入れるのも有り。
別で、コーヒーカスも常備しています。
場所:衣類や靴
使用品:重曹が入った小袋。ミントなどアロマ入り
用途:防虫・脱臭・防菌効果により
場所:冷蔵庫内
使用品:グラス入り重曹。竹炭も一緒に入れています。
用途:脱臭効果
場所:玄関やキッチン棚、冷蔵庫裏など、湿気がある場所
使用品:グラス入り重曹。ミントなどアロマ入り
用途:防虫・除湿・防菌効果