表千家短期講習会 無事卒業。人生においてとても大切なことを学んだ一週間。

先日書きました、短期講習会。無事卒業し、昨日帰宅しました。

まさに修行のような毎日で、帰れば即寝するほどクタクタになりましたが、夢のように美しい時間でした。

この感動をなるべく忘れたくない。そう思って、帰りしなに伊勢丹で小山園さんのお抹茶(春限定)と、和久傳さんの西湖を買って帰りました。

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今日は、内容と所感について、書き残したいと思います。

また、これを読んで、「私も行ってみたい!」と思う方が少しでも増える事を願って。

概要

期間:3月3日〜3月9日までの約一週間。

京都表千家家元近くにある妙顕寺という日蓮宗系お寺に寝泊まりし、お稽古・座学に励む、お茶三昧の講習会です。

細かい事は、こちらのブログが詳しかったので、よかったらご参考ください▼

表千家短期講習会に参加して|ムラタマサユキ|note

暮らしぶり

とにかくゆっくりする時間はあまりありません(とくに女子は)修行です。

朝5時50分から始まる妙顕寺のお勤めに参加し、掃除し、急いでご飯を食べた後は、ダッシュで着物に着替えて講習会場へ向かいます。稽古場へ向かえば、今までにない緊張感と正座の時間。

ご飯や掃除、あと休憩中に毎回ある点て出し、お稽古準備などは、それぞれ班ごとに当番制となってます。各班が連携して、全員で準備や掃除を終えます。

このとき、例えば、自分の班が話しながらダラダラとご飯を食べていれば、片付けが遅くなり、ご飯当番の班の着替える時間がどんどん短くなります。自分の行いが、後々、どんな風に周りの迷惑になるのか、考えさせられます。状況把握しながら、行動しなければならない事が学べます。自分勝手が許されないのが、集団生活だと再度気付かされます。

また、私は冬でした。お寺での寝泊まりですので、もちろん非常に寒いです。防寒はしっかりした方がいいです。朝のお勤め時間も、5時50分とかですので、まだ暗いうちから行動開始です笑。

しかし、寒い分、夜に入るお風呂が至福のひととき。最高です。また、朝もキリッとした空気の中、ちょうど、東雲くらいの空が東山の方に眺められるのも、感動的な景色です。

携帯など、余計な情報がない分、そういった環境の変化に気づける幸せがありました。

また、たくさんの豪華な講師の先生方からお話を聞ける機会・触るだけでも恐縮してしまいそうになる、何百年と愛されつつけてきた本当にいいお道具に触れる機会・京都のおいしいお菓子を惜しみなく食べさせてもらえる機会が得られます。

それだけでも、単純に、嬉しく、楽しい時間でした。

お点前

すごい緊張感の中で稽古は始まりました。

非常に高名な方にお点前を見てもらう緊張感といったら…。息も上がるし動悸がとまりません。先生の顔がなんども浮かび、「大丈夫。先生にいつも見てもらっているようにすればいい。大丈夫。」と先生に祈るような気持ちで、自分を制して必死でお点前しました。

終わったあとは、やりきった!今までにないくらい、心をこめてお点前をした!という達成感と、あんなに先生にいつも見てもらっているのに、できないところがあった…という悔しさが同時に押し寄せてきて、涙が溢れてきました。

あぁ、私は、お点前(しかも薄茶)はある程度できるものだと思っていたのに、こんなにもできなかったんだ、と気付かされました。

確かに、今までのお稽古、こんなに必死にやっていたのか?と考えると、まだまだ甘い部分があったようにも思いました。

所感

もう、感動した事が多すぎて、まだうまく咀嚼仕切れてないのですが

なんというか。お茶は生涯をかけて学んで行きたいし、幸せに生きていくヒントをもらったように思います。

いろんなエピソードがありました。その中でも特に心に残った事▼

*一期一会:お茶を点てるという事は、二度と来ないこの時を、手を抜かず一生懸命、お客さんのために、心をつくす事。お茶室の設えから、お道具から、所作から、気遣いから、全てがお客さんのために心をつくす。これは、仏教で考えると、人のために尽くす善業を増やす行為に通じる。

また、お茶事が終われば、いつまでも名残惜しく残るのではなく、少し残心がある方が良い。お客さんを見送った後は、「お客さんは無事に帰ったかな」「あの人と過ごせて楽しかったな」と、そのお茶室に残る残像・余韻を楽しみながら、一人静かにお茶を一服いただく。

この、優しく美しい心づかいと、桜のような儚さが、なんとも言えなく切なくて、危うく涙がでそうなほど感動しました。

*大げさに派手に、奇を衒う茶を点てるのではなく、極めて普通にお茶を点てる。そういった装飾(無駄)を省く事で、日常の小さな幸せがより感じられるようになる。

これは、どんな条件(環境)にあっても、幸せに過ごすための、大きなヒント。そのヒントがこんなところにあったとは。なんだかハッとさせられました。

事実、茶室の景色というのは、日常なら気にしないような、その釜の湯気さえも美しく見えるから不思議です。そのお客さんのために用意された” 季節感 ”を楽しむ事ができる空間が茶室なのです。

そして、「無駄がない」という事は、逆に「すべての動き(もの)に意味がある」という事。その全てに亭主の心づかいと意味が隠されていて、お客さんとしては、それを少しでも汲み取れる力をつけたいものです。

そういった感性を身につける事で、きっと何気ない日常を、幸福で充実した気持ちで過ごす事ができるのではないかと、思うわけです。

 

お茶の世界というのは、本当に美しいですね。人との付き合い方・ライフスタイルに対する考え方、いろんな気づきがありました。すべてがこれはほんの一部。その他にも、今まで疑問に思ってきた事や、どう解釈していいのか分からなかった事もたくさん学ぶことができました。

 

日常に忙殺されることが増えると、”幸せになるための暮らし方”を、つい、うっかりと忘れてしまいます。私は働いている間に、良くも悪くも、忘れちゃっていたように思い、もう一度、この感覚を思い出したいと思いました。

自分でも自分がよく分からなくなっていたこのタイミングでの、この気づきは、私にとっては大きな糧となりました。

説似一物即不中

お稽古中に、掛物として出てきた、こちらの禅の言葉にもありました。説似一物即不中。(意:いくら、言葉にしようとしても、実際に体験した人しかわからない・伝わらない事がある。言葉で説明しようとしても的外れになってしまう。)

この言葉が表すように、この感動・衝撃は、どんな言葉に表してみても、伝えることは難しい。

でも、お茶の後輩さんで、「最近、お稽古も楽しいのかよく分からない」「なんでそんな風にするのかがわからない」「そもそも人生がよくわからない。私はこのままでいいのか。」そんな風に悩まれてる方がいたら、是非参加してみてほしい。

きっとそこには、茶の湯における気づきだけでなく、自分の人生において、大きな気づきをもたらしてくれると思います。

 

講習会中、たくさんの教えを与えてくれた先生方、本当にありがとうございました。たった一週間ではありましたが、師匠というのはこういう事をいうのかな、と思いました。この感謝は伝え尽くせないですが、この場をかりてお礼申し上げます。

表千家 茶道 短期講習会に行ってきます。

今日から1週間、お茶の短期講習合宿に行ってきます。

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京都上京のお寺に泊まり込みで、まさにお茶づくしの日々。

 

今朝の冷え込みに若干ビビりながらも、あらゆる情報から離れて、シンプルにお茶に徹する時間がつくれる事がとても楽しみです。

 

先輩からも、めっちゃ勉強になるから!と勧めてもらって、はや数年。

やっと機会を得ました。

 

エアコンもなく、携帯も使えない、修行のような日々になってきますが、

私はどうやら、たまーに、こういう修行の場を好むようで。

なにか、きっと、理由があるんでしょうが、

もうすぐ着くので、詳しい検証はまた今度。

主婦の妄想炸裂絵日記。生活に取り入れたい「センスいいタイの食」と「インテリア」

2月に毎年夫婦で、タイのチェンマイに通っています。

 

何回きても、チェンマイはいいですね。バンコクほどゴミゴミしてないし。いい具合の田舎。

でも、ちょっと歩いたら、食事どころも、ショッピングも、ムエタイも楽しめます。

さらに2月は乾期なので雨も降らず、暖かくて最高です。

 

今日は、そんなチェンマイで、見つけたセンスのいいインテリアや食事を

「ぜひ生活に取り入れたいよ。」という、私の妄想話を書きます。

 

妄想その1:料理編

衣が画期的な唐揚げ

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こちらのお店の、この鳥の唐揚。衣が、すりおろし生姜になっています。

すりおろし生姜とともに揚げているような状況です。

鶏肉と一緒に食べると、サクサクで美味。

 

さらに、緑の葉(多分レモングラス?かな?わからない。)さっぱりした葉も一緒に素揚げ。

これはなかなか、私の中ではかなりの革命料理です。

糖質制限している我が家には、衣の制限ができて、好ましい調理法。今度挑戦してみたいです。

 

コーヒーの器がかわいいカフェの器

あるオシャレカフェにて出てきたコーヒーの器。かわいすぎました。

くわしくはこちら

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これもこんどやってみたい。

 

サラダが美味しいカフェのサラダ

ここも、めちゃオシャレカフェで出てきたサラダです。詳しくはこちら

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我が家でも、よくサラダ作りますが、私はサラダを素敵盛り付けるのが下手です。どうしてもダサ目の盛り付けになります。

ちょっと素敵に見せるためには、たくさんの種類の野菜を用意しないとそれっぽく見えません。

 

それが、このお店ではたった一種類の葉っぱの種類で、目も味も美味しいシーザーサラダに仕上がっています。

何なのでしょうか。すでにドレッシングで和えた状態で出されるからでしょうか?その上にチーズやクルトンをシャレオツにかけるからでしょうか?さらには、飾りの2枚の葉だけ、ドレッシングには和えずに、そのまま素材の味を楽しむ仕様になっているからでしょうか?謎は深まるばかりです。

とにかく、今度近しいものをトライしてみようということです。何かがわかるかもしれません。

 

レモンの香りがこうばしい、イカリング

こちらも、シーザーサラダと同じお店なのですが、また出ました。揚げ物×緑の葉っぱの素揚げです。

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揚げ物と一緒に食べると美味な、この緑の素揚げ。さっぱりするだけでなく、緑の色が加わって、茶色い料理にならないのも魅力です。

この正体は何なのでしょうか?レモングラスっぽい味なんですが、葉っぱの形が、全然違います。レモングラスなら、もうちょっと、ススキの葉のような形のはずです。なになんでしょう。得体はしれませんが、とにかく美味しいです。

妄想その2:インテリア編

 

ベランダにおきたいおしゃれな提灯

タイの家には、こういう提灯がぶらっと飾られています▼

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これ、いいですね。玄関とか、もしくはベランダに飾りたいですね。

ちょっと古民家系の家にはぴったりだと思うんです。

光悦垣みたいなので囲って雰囲気だしたベランダに、椅子とか置いて、この提灯を一個だけ飾りながら、モヒート飲みながら本とか読みたいですね。

いいなぁ。そんな夏。

妄想は膨らむばかりです。

畳の部屋に置きたいタイ特有のマットレス

タイで有名な三角のマットレス

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これ、素敵ですね。

和室にも合いそうやし、リビングでダラダラするときに使いたいです。

これをダラっとしいて、映画とか見たいですね。

 

赤漆の御膳テーブル

これ▼この発想、ちょっと私にはなかったな。

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最近漆の道具に興味があって、まずは器から揃えてるんですが、

赤漆の台。めっちゃいいですね。

和室におきたい。まさに、上の三角のマットレスの真横に置いて、ビールとかのせたい。

ビールとイカリングフライつまみながら映画とかみたいですね。

 

 

「本は出会いだ」と、いつか、誰かから聞いた。

つい三日ほど前にタイから帰国しました。

帰国後翌日に引っ越し。

主人は沖縄へ。(こちら

私は祖父の家にしばらく居候します。

 

祖父の家には、大学4年間住んだことがあり、

そりゃもう、慣れた場所なんですが。

そのせいで、当時(もぅなん年前だろう…フフフ…)

私が使っていた服やら本やら、

カラーボックス3個分くらいドーンと鎮座しているわけです。

 

我が家(結婚後)は、引っ越しが多いこともあり、

「使っていないものは処分する(略して断捨離)」がブームなので

いそいそと当時の自分のものを処分する作業を始めました時の話です。

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PHOTO by cdn.pixabay.com/

本の精査中に気付く…。あれ?もうワクワクしない。。。

置きっ放しの本(もはや何が置いてあったかすら覚えていない)は

容赦なく、古本屋か、処分。

 

その代わりに、引っ越しの際に連れてきた本を空いたスペースに収めながら、

再度、連れてきた本の精査もしていたのですが…

 

「あれ?変だな?あんまり…もうワクワクしない…?」

 

そうなんです。

当時(学生時代や、社会人)あんなにワクワクしながら読んでいたその本。

今、読んでみても、なんかピンとこない。

むしろそのピンとこない本を読む時間は、違う新しい本を読む時間に当てたい。とまで考えるしまつ。

過去の思い出に浸るためだけの本が、間違いなくある。

過去には、間違いなくその本にハマってハマって読みまくってた時期があったんです。もしくは、深い思い出とリンクしている本だったんです。

 

でも、今、過去とは大きく環境が変わった今。

あんなに愛したその本も、もはやそこまで心に響かないのは。なんたること。

少しせつない気持ちになる私です。

自分にとって、その本の魅力は、今(もしくはこの先)の感動なのか、それとも昔の思い出に浸るためなのか。

私がその本を「残す」と判断する瞬間。

それは、今(もしくはこの先)読んで得られる感動のために「残す」と思ったのか。

それとも、過去(あの時)本当にワクワクしながらよんだなぁという思い出のために「残す」と思ったのか。

私にとって、服より判断が難しいのが「本」です。

客観的に見なければ、なぜ「残す」と判断したのかが、一瞬にしてわからなくなってしまう。

時代も、自分の環境も変わる。自分がその本に求めるものも変わる。

せつないですが、

あんなに愛した本も、思い出深い本も、自分が変われば、その本に対して求めるものは変わります。

 

昔は読めた本でも、今では読めない事はあるのです。

 

また、もう一度、その本を求める時期が出てくるかもしれませんが、

それは、もう何年先の事か分からなければ、本当にそんな時期が来る保証もありません。

 

過去の思い出に浸るためだけの「過去の思い出本」ばかりになってしまってはナンセンスです。

今を生きていない。

昔の思い出をモノで残すようなことをしだすと、それこそモノだらけになってしまいます。

 

一旦自分の元から手放すという判断も必要かもしれません。

「本は出会いだ」と、いつか、誰かから聞いた。

いつか、誰かに言われました。

「本は出会いだ」と。

「あっ!」と思っても、それを手にしそびれたら、

もう出会うチャンスはなくかもしれないよ。と。

 

高校の頃、国語の先生に言われました。

「今しか読めない本があるよ。」

「その時しか感じられない事があるよ。」と。

 

聞いた時は、正直ピンとこなかった。

「そんな事があるのかなぁ?」

それくらい。

 

随分昔に、誰かに言われた事。国語の先生に言われた事。

今頃、やっと、腹におちた。

 

昔、こんなに好きだった本に、感動できなくなった自分に、

一抹の切なさを感じつつ。

 

一期一会であるからこそ、

常々新たな出会いを求め続けたいものです。

「過去の思い出本」に浸って、過去を生きるんじゃなくて

今を生きる本ための本を求め続けたいものです。

 

 

なんだか。話がブレブレましたが。

そんなことを思った今日。

苦海浄土〜わが水俣病〜 石牟礼道子 読了

つい、先々月かに初めて訪問した

水俣市水俣病資料館。

偏りすぎる事なく、両論併記された非常に質の高い資料館だったと思う。現代の日本の発展がどのような形で、犠牲で、成り立ってきたか。当時としては、チッソなしでは得られなかった、輝かしい国や市の発展の歴史の裏側にある、影を知る手掛かりとして、とても興味深い。

もはや豊かな時代に生まれた私なぞには、知り得ない事実が紹介されていた。日本人として目を背けず、訪れるべき場所だと思った。

 

詳しい訪問レポはまた次回旅ブログで書くとして、その資料館で紹介されていた苦海浄土を今頃ですが読み上げました。

 

苦海浄土 わが水俣病 (講談社文庫)
 

 



工場廃水の水銀が引き起こした文明の病・水俣病。この地に育った著者は、患者とその家族の苦しみを自らのものとして、壮絶かつ清冽な記録を綴った。本作は、世に出て三十数年を経たいまなお、極限状況にあっても輝きを失わない人間の尊厳を訴えてやまない。末永く読み継がれるべき“いのちの文学”の新装版。

 

水俣病患者の、一人一人の人生を、さらに深く追った、まさに鎮魂の作品。両論併記かどうかの評論はさておき、これを読んで、心を打たれない人があろうか。

ありきたりな言葉だけど、豊かな日本が生まれた裏には、こんなに尊い命の犠牲があった事に、言い知れぬ皮肉を感じる。

 

また、この作品を読んで強く感じた事は、無知であることの恐ろしさ。

現代視点で振り返ったところで、栓無きことではありますが、猫や、海、臭いに、日常とは違う、不審な様子は現れていたようです。

人類史史上初となる水俣病事件。明日は我が身で、史上初の事件が起きる時というのは、恐らくは今でも、ゆるゆると序章が現れ、そして突然に起きることなのでしょう。

周りに流されるだけでなく、自身が置かれている状況は自らの意思で判断して、場合によっては環境も変えるような、、、そんな形でしか、きっと、無力な私は、大切なもの、家族を守れないなと。そんな風に思った次第です。

マンガでわかる 今を読み解く 世界史講義

サワディーカー。

今、タイのチェンマイにおります。

チェンマイ暮らしを楽しむために、読んだ本がすごく面白かったので、まとめメモ。 

 

マンガでわかる 今を読み解く世界史講義

マンガでわかる 今を読み解く世界史講義

 

 

ネタはイギリスのEU離脱なども絡んでくるので最新です。

今、世界で起きてる諸々は、すべて歴史の大きな流れの中にあり、各国のいろんなトラウマや思惑が絡んで、今に繋がっているのがよくわかる。

面白すぎて、興味あるとこだけノートにまとめちゃうくらいです。

 

正直、学校の授業よりよっぽど面白いし理解が深まります。

ちょうどこれを読む前に、学研が出してる「世界の歴史」も読みましたが、こっちは、ただ教科書の内容を絵に起こして吹き出しをつけただけ…といった感じで、全然面白くない。(むしろ苦痛。)

 

こちらの本は、その歴史的事象が後世に与えた影響など、歴史解釈までついてるので、暗記としての歴史ではなく、教養としての歴史が学べます。

 ちなみに、マンガでわかる〜とありますが、マンガは一部であらかた文章です。あしからず。

 

以降はメモです。

※本書に載ってないことも書いてます。

 

ソ連中国共産圏と東西冷戦周辺

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欧州極右旋風の正体

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イスラエルなど中東戦争

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アメリカ 共和党 民主党 支持母体

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「美しく書く」カリグラフィーに挑戦!おしゃれな チョークボーイさんの「すばらしき手書きの世界」がめっちゃオススメ参考書

先日、友人の結婚式のお祝いメッセージを書く台紙を準備しました。

お茶関係の友人だったので、和のデザインを取り入れた封筒。

さらに折りたたみのメッセージカード部分に「HAPPY WEDDING」という文字を素敵に書きたい!

なにかいいアイデアがないかと調べていたら、カリグラフィという技法がある事を発見しました。

 

さらに、その中でも一番参考になる、素敵な本を発見したので、ご紹介したいと思います。

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PHOTO by Grafikas » Calli Alphabet

そもそもカリグラフィーとは

もはやアート。美しく書くアルファベットの書道

カリグラフィとは、1個目の画像で見ていただくとわかると思いますが、美しくデザインされた、アルファベット書道です。

“アルファベットの書道”と評されることもあるアートな文字『カリグラフィ』をご存知ですか?カリグラフィは、文字をアーティスティックにデザインしてメッセージを伝えることができる素敵な手法です。

カリグラフィの語源はギリシャ語の「callos(beauty、美しい)」+「 graphein(to write、書くこと)」。まさしく「美しく書くこと」がカリグラフィなんですね。 

キナリノ:手書きの魅力を再確認。アートな文字『カリグラフィ』の書き方レッスン♪

ふむふむなるほど。キナリノさんが素敵にまとめてくださっているので、

是非ご参考ください▼

美しいアートな文字が描きたい!オススメ参考書「すばらしき手書きの世界」

これ、結婚祝いメッセージにはぴったりじゃないですか。お祝いメッセージだけでなくとも、カフェボードやお手紙、ちょっとした看板・装飾でも、描けるようになれたら、きっともっと毎日が楽しくなりますね。

早速、挑戦できそうな参考書やデザインをいろいろと探してみましたら、最強に素敵な本を発見したのでご紹介します▼

チョークボーイさん「すばらしき手書きの世界」

すばらしき手描きの世界

すばらしき手描きの世界

 

厳密には、カリグラフィとは書かれていないのですが「美しく描く」という点においては共通しているのではないかと。

さらに、カリグラフィに使われる道具がなくても、ペンで「美しく描く」事も教えてもらえるので、今すぐにでも挑戦できるのです。

私はKindleで即買いしました。

チョークボーイさんってこんな人

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PHOTO by //s-media-cache-ak0.

カフェのバイトで毎日黒板に絵を描いていたら、それが仕事になっちゃった面白い人。henlywork(ヘンリーワーク)という名義で音楽活動も積極的に行なっている。「foodscape! 」の堀田裕介さんと、コラボでEATBEATというイベントも昨年開催された。

この堀田さんも、たまたまスピーカーとして京都のイベントに来ていたのを見に行っていたので、その考えの深さと普及していきたい想いに、私は感動したのでございます。

こんな素晴らしい二人がこのようにコラボしてるのは、なんだか嬉しく。素敵な本に間違いなしですね。

気づけば「すばらしき手書きの世界」に引き込まれてしまう本

チョークボーイさんの素敵な作品集から始まり、

「はじめに」の章でこのようにスタートします。

僕は”手書き”というまったく新しくとも何ともないことに魅了されてしまい、それ以来黒板描きとう活動と並行し、ワークショップをたくさん開催してその魅力をお伝えしてきました。…

あなたの描いた文字はすばらしい。あなたの描いた絵は最高!なぜなら、あなたにしか描けないからです。…

うまく描けるコツや見せるコツをいろいろ説明していますが、あなたの手で書かれたものはかけがえのない唯一のもので、それだけですばらしい!そう思ってもらえる人が一人でも増えたら嬉しいです。…

さあ、すばらしき手書きの世界へようこそ!

序文を読んだだけで、もう、ワクワクしちゃいますよね。引き込み力が半端ありません。

私なんて、上手く描けないから…と、私も思ってましたが、なんて勇気のもらえる言葉なんだろう。私は、この「はじめに」で、すっかりこの本とチョークボーイさんのファンです。

初心者にもわかりやすく、挑戦して見たくなる内容

手書きグラフィックの基礎を学ぼう

まずは、

・文字・イラスト・装飾、それぞれの書き方レッスンがあり、とてもわかりやすい。

・描く際に、何に気をつけるべきか、ポイントも書かれている。

本当に自分で書いたのか、驚いてしまうようなものに仕上がります。

手書きグラフィックを描いてみよう

その次は実践編。ウェルカムボードかコーヒーメニューか…何を描くのか目的別に、書き方からおすすめの道具まで、詳細にかかれています。

伝えたい事をどう描くか

さらにこの本が深いのは、ただ「描く」ということだけでなく、「何を伝えたいか、伝えるためにどう描くか」考え方まで紹介されています。びっしりかかれたアイデアノートも秀逸です。

 

ハイセンスなチョークボーイさんの作品を参考にしながら、見よう見まねで挑戦しやすく、たのしい本になっています。

え?上手く描けない? いいんです。チョークボーイさんも「はじめに」で言っていたように、「あなたの描いたものはそれだけで素晴らしい」。

あぁ、なんて素敵な言葉ですね。 とにかくこの本はおすすめです。

すばらしき手描きの世界

すばらしき手描きの世界

 

ということで、私も描いてみた

すばらしき手書きの世界をよんで、happywedding描いて見ました。

 

普通に描くよりいい感じにしあがったかな?チョークボーイさんが描く、ボタニカルを真似てみました。これからちょっとづつ上手くなっていけばいいなと思います。

 

あと、私がたまに開催してるスパイスカレーイベントに絡めて、最近販売スタートした手作りカレーのスパイスブレンド

ご覧の通り、レシピの絵が、もう、最悪だったので(笑)この本を参考にしながら、レシピをリニューアル中!

どう見せるか、何を見せたいか、何度もいろんなページを繰りながら描いています。

完成したら、差し換えよう。最初のレシピの絵にくらべたら、ちょっとはましになったかな?

ちなみに…チョークボーイさんの どれもこれもかっこいい作品集 

ピンタレストでいくつか見つけた、心震える素敵なデザイン。

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PHOTO by //www.instagram.com/p/ 

 

もう、ね。たまりません。

その他:カリグラフィ:面白いデザインや動画・著名人など

タイトルには関係ないけど、MEMOも含めて、もうちょっといいですか。

カリグラフィ初心者には、パイロットのパラレルペンを使ってみるのがいいみたいです。簡単に書き出せてリーズナブルなので好評だそう。

 
パイロット カラーペン パラレルペン P-FP-120R-60 ペン幅6.0mm

 

あとは、フライングタイガーのカリグラフィーセットが、ペン先色々でめっちゃリーズナブルらしいです。

とらこ on Twitter: "フライングタイガーで買ってきたカリグラフィーセット、安くて馬鹿にしてたけどなかなか良いぞ…… https://t.co/eXCChUnIoq"

 

カリグラフィって、書いてる動画みてるだけでも面白いですよね。


Best of Seb Lester's Hand Drawn Calligraphy Videos


Custom Namiki Falcon, Part 2


Seb Lester - YouTube


MOST ODDLY SATISFYING CALLIGRAPHY

こんな絵まで!

https://youtu.be/SkZxWS5Kta8

 

https://youtu.be/Doz1jqYhigg

 

有名なカリグラファー

伝説のカリグラファーRobert Palladino神父

https://en.wikipedia.org/wiki/Robert_Palladino

清水裕

Studio Letter Arts—Hiroko Shimizu's Calligraphy Studio

二宮郁子

http://azgraph.jp/works/web/ninogra/

Martin Jackson

Martin Jackson Calligraphy

こんなことまでできちゃう

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PHOTO by //s-media-cache-ak0.pinimg.com

そうです。立体に見えますが、絵を描いているだけです。すごい。目がおかしくなりあそう。