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動物農場 ジョージオーウェル 読了

Book 本

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これはスターリン独裁のソ連を風刺した作品と言われています。

 

 

カエルの楽園を読んだ時の感動に近い衝撃。。。

当時のソ連内での状況がなんとわかりやすく描かれているのか。。。

 

当時を生きていない私などは

その時の空気感や、独裁と姿を変えていった現状がどんなものだったのか

やはり具体的にはイメージがつかなかったのですが

これを読むと当時の状況がより具体的につかめます。

 

また、一般解釈としてはソ連の風刺を描いていると言われていますが

シーン、シーンで捉えれば特に

ナチスドイツや

マスメディアを巧妙に駆使し一般大衆を洗脳していく管理社会の指導者の姿など

あらゆる物事に当てはめることができます。

 

なぜならこの物語の登場動物(人物)の

対立・葛藤・動物農場(社会)の成立・発展経過のパターンは

権力機構が働く場合の普遍的なパターンであるから。

 

この作品はスターニズム批判であると同時に

権力というものの普遍的な本質と法則を表現しています。

 

当時の歴史認識が深まるといった点と

歴史は繰り返す。その本質を読むといった点においてもオススメです。

 

また、そのほか、短編作品

象を射つ

絞首刑

貧しいものの最後 も同時に編集されていて

さらには最後の解説までも読み応えありです。

 

 

 あと、この作品が出版された翌年に出たある評論の中で

ジョーオーウェル

大衆というものはあまり当てにならないものだ。

といった意味のことをいっていたようです。。。

 

これってちょっと前のEU離脱にもつながる話だな。。。笑

動物農場 (角川文庫)

動物農場 (角川文庫)

 

 

 

★ネタバレ注意★

 

一般的な解釈としては以下のように言われています。

 

・登場人物

メージャーじいさん→レーニン

ナポレオン→スターリン

スノーボール→トロツキー

ボクサー→トハチェフスキーやその他

犬の一群→国家警察

羊の一群→青年共産主義同盟

ジョーンズ氏→ロシア皇帝

フォックスウッドのピルキントン氏→イギリス

ピンチフィールドのフレデリック氏→ドイツ

 

・出来事

スノーボールの逃亡→トロツキーの亡命

風車の建設→産業五カ年計画(電化・工業化政策

フレデリック氏との商取引→独ソ不可侵条約

ピルキントン氏とナポレオンのトランプゲーム→テヘラン会議