月桃を余すところなく使い切ってみた話。

沖縄の那覇にほど近い浦添の港川というあたりに、外人住宅が立ち並ぶエリアがあります。そちらに、気に入って近頃通っているカフェがありまして。

 

沖縄の伝統的な山羊料理を現代風にアレンジしたカレーやハンバーグ、ハイジを連想させるふわふわの白パン、焼きたてスコーンなどとても美味しく、オーナーの夫婦の雰囲気もやわらかでとても素敵なのですが…。 

 

先日カフェのオーナーと話しているうちに「すぐに育つからいいよ〜。持って行って〜。」といって、月桃の枝を2振りほどいただきました。

https://www.instagram.com/p/BaGfml-n_WH/

 わかりますでしょうか?ベンチ並みにデカいです。

とりあえずゴルフバッグよりはデカいです。

家に帰ればドア1つ分くらいのサイズでした(葉を広げたサイズ)

 

(201805追記)

ちなみに、こちらは月桃の花です。(近所で咲いていました。)白い花に先だけ紅色で綺麗ですね。

そんな月桃を、分解して余すところなく使い切ってみた

月桃は、ショウガ科。沖縄では、葉に餅を包んで食べたり、お茶にしたり、道やドアの隙間に敷いて、ネズミやゴキブリ避けにしたり(本当に避けるか、真偽は定かではありません)様々に使っているようです。

沖縄初心者の私も、試してみようということです。

実と葉と枝で、分解する。

月桃はこのように赤くかわいい実をつけるそうです。

ちなみに、花は白く肉厚で、天ぷらにすると美味しいんだとか。時期的に花は落ちてしまっていたので、今回は実を使います。

実の部分だけをカットして乾かしていくと、パクリと裂けて、中のタネが出てきます。色があざやかで綺麗ですね。鬼灯みたい。

 

次に葉と枝です。

1葉、80cmくらいにはなるのではないでしょうか。大きすぎて置く場所にもこまるので、とにかく少しでも小さくしていこうと思います。

 

枯れている部分を切り落とし、葉は半分にしてみました。あと、そのまま勢いにのって、枝の部分、実の枝の部分を分解します。

カゴにたっぷり収穫できましたね。夫婦二人で消化しきれるのか不安になるやつですが、どうなることでしょうか。

こんな感じで揃いました。

数日かけて乾かして、完成。

幸い、天気が続いたので、数日かけてこれらを乾かしてみました。乾かさずとも使えるのですが、乾かした方が、カビも生えず、長く保管ができるとの考えからです。

実:お茶にする

かなりの実が乾燥で、裂けています。とてもかわいいですね。

これらは、橙色の皮は剥かずに、そのまま湯を通せばお茶になるようです。

私は念のため、端の干からびた部分だけ切り落としました。

葉:細かく切ってお茶にしたり、何かを包んで蒸し焼きにしたり

こちらは、お茶用に小さくカットした葉の写真ですが、他にも、大振りにカットして保存しているものがあり、それらは何か食物を包んで蒸してみようかと思っています。

枝:用途不明ですが、湯船に入れて月桃風呂など嗜んでみようかと

枝の部分は強すぎて食べるとかお茶にするとかそういうやつじゃなかったので、とりあえず無理やり割っておきます。湯舟に入れると月桃風呂になるらしいので、それに使おうと思います。

月桃を余すところなく使い切る:実践編

葉でお茶を作ってみる

ベーシックな月桃の使い道としては、やっぱりお茶です。まずは、葉の方でお茶にしてみる、その前に。

 

そもそも月桃がどんな味かわからないのでは、ちょっとアレなので、販売されているものがどんな味なのか試してみました。

https://www.instagram.com/p/BaIjp5vH3S6/

こちらは石垣島で自社のハーブ園で育てた無農薬栽培のハーブショップガーデンパナ (≫トリップアドバイザー)にて購入した月桃茶。月桃の葉のみで作られたお茶です。

ショウガ科なだけあり、ずばり、ショウガです。しかし実際のショウガのようなピリ辛さはなく、マイルド。香りはショウガ。という、不思議なお味。

体がポカポカしてきそうです。(あとで調べてみたら、実際にするそうです)

 

では、実際の商品をテイスティングしたところで、手作り月桃茶の登場です。

急須に茶葉を入れて、しばらく待ちます。

いい色が出てきました。

ガーデンパナ の月桃茶と近しい、マイルド味のショウガ茶が完成しました。

ただ、葉を乾燥させただけで、売られている月桃茶と同じようなのができるなんて、嬉しいですね。

葉で何かを巻いてみる

沖縄ではお祝いの席で、餅を月桃の葉で包んで蒸したり、お肉を蒸したりする…という話を聞いたので、私はとりあえず、にんにく味噌漬けに漬け込んだブリでも蒸してみようかと思います。

葉をよくあらいます。

にんにく味噌漬け(下味つけた)具を乗せます。

くるりとまいて、爪楊枝でとめてみました。

葉が肉厚でとても丈夫なので、つまようじで刺そうが、無理やり曲げようが、少々手荒なマネをしたところで、全く動じません。

さすがショウガ科の月桃。ショウガっぽいスパイシーな香りがたっていますが、実際のショウガほどキツくありません。少し甘い、やわらかなショウガの香り。

通常のにんにく味噌漬けより、さらに立体的な味になったように思います。とても美味しい。

なお、被せていた葉の部分は邪魔なので切り落としました。

 

ちなみに、月桃の葉で巻かれているお菓子で有名なのは、首里近くにあるぎぼまんじゅう(≫トリップアドバイザー)というおまんじゅう。

美味しいということでウチナーさんからも人気で、京都の友人までも一時期取り寄せていたとか聞いた時は、ちょっとびっくりしました。そんなに美味しいのでしょうか。気になります。

見た目はまるで、肉まん。表面に赤く「の」の字が書かれています。見た目のインパクトもなかなかです。

http://www.ryukyujima.net/images/photo_shop_big/042817photo_top.jpg

いってみたい。 

ぎぼまんじゅう