味噌汁作りの時短:おじいちゃんから学んだ知恵の話

先日京都のおじいちゃんのところに帰省しておりました。

 

そこで祖父が実践している味噌汁の時短技がなかなか秀逸だったので、私も生活に取り入れているという話です。

要は濃口の味噌出汁をストックする

今まで味噌玉をつくってそれをストックするような事はありましたが

どうしても味噌玉では、中に入れられる具材が限られてきます。

(豆腐やお肉を入れるのは難しい。それらに熱湯だけで熱を通すのが難しいため)

ところが、こちらの出汁をストックするという技であれば、具材を選ぶ必要がありません。

 

また、味噌汁を作るたびに、出汁を作ってそこに味噌を溶かすという行為は非効率とも言えます。

我が家のように毎日味噌汁を作る場合は特にです。この出汁と味噌の工程を一気に済ませてしまうという点に、この時短の知恵の大きなメリットがあります。

具体的な方法

1L分くらい、先に味噌出汁を作ってしまいます。それも、3割増の濃口で。

出汁は通常×3つ分で取ります。味噌も通常×3倍分投入します。

味見をして「からい!」くらいがちょうど良いです。

 

辛くする理由としては、その方が傷みにくく保存が効くため。

お玉:1すくい分の味噌だし+3すくい分の水=味噌汁出汁完成

くらいが理想とのこと。

 

ちなみにおじいちゃんは、この時の味噌に赤味噌を使っていました。

赤味噌は特にからめで、持ちがいいからとのこと。

イチビキ 名古屋八丁赤だし 500g

イチビキ 名古屋八丁赤だし 500g

 

しかし私は、お気に入りの合わせ味噌を使っています。

一応合わせでも今の所問題はなさそうです。季節にもよるとは思いますが、3〜4日は持っている様子。

 出来上がった濃口の味噌だしは、少し冷ましてからストックケースに入れて保存です。

私はこの時、おなじみWECKのガラスケースをつかっています。なぜこれを使うかというと…

このように、私が使っているお玉がすっぽりとちょうど入るからです。

味噌は底に沈殿するので、使用する時はしっかり混ぜないと行けません。

おじいちゃんは、密封タッパーを振ってかき混ぜていましたが、蓋が無駄に汚れて雫が垂れるのが嫌だったので、お玉を入れて混ぜられるサイズを探していました。するとこちらのWECKがヒットしたというわけです。

 サイズはこちらの1Lタイプ。

冷蔵庫に立てて収納可能で、幅も取らないので重宝です。

それでは早速お味噌汁をつくっていきましょう

まずお玉で水の分量を(適当に)測って、具を入れて火を通します。

味の濃さは好き好きですが、私は 水:味噌出汁=3:1が好みです。

具にいい具合に熱が通ってきたら、そろそろ味噌だしの入れ時です。

 

しばらく保管していた味噌だしは、こちらのように味噌が底に沈殿しています。

この中にそっとお玉を入れて、かき混ぜてから使います。

そしてその前に測った水の分量を目安に、出汁を投入していきます。

味見しながら、足りないと思えばまた足します。

 

完成です。

この味噌出汁のいいところは、具材に火が通り過ぎない事。クタクタの野菜も美味しいですが、ある程度歯ごたえや色合いが残っている方が楽しめるという事もあると思うのです。

 

煮詰めすぎずに美味しいお味噌汁ができてとても満足しています。