キャンピングカーで生活はできるのか?「衣」「食」「住」のカテゴリーで検証してみる。
先日キャンピングカーを購入してから
主人と二人で、キャンピングカー生活をスタートして早3ヶ月ほど。
どうやって生活してるの?と聞かれることが多いので
「衣」「食」「住」のカテゴリーに分けて、ご紹介したいと思います。
購入したキャンピングカーについてはこちらのエントリー▼
「住」
「住む場所」は必然的にキャンピングカーになってきます。が、魅力的な場所や、疲れたりしたら、容赦なくホテルや旅館に泊まる事もあります。無理せず、体調も崩さず、楽しく過ごすことが重要なのです。
車を停めて眠る場所。
どこで寝ているの?と聞かれますが、もちろん自分の駐車場を出てしまうと、車を一晩泊めておける場所は限られてきます。
車中泊で最低限必要になってくるのは、
トイレがあるか(トイレないと、いざって時にヤバイです)
洗面台があるか(顔洗う・歯磨きするなど、水が使えるか)
などなど。これら最低限のラインを満たす場所を見つける必要があります。それを見つけるのにオススメのスポットや情報についてご紹介します。
・サイトの情報を活用する。
ネットで探せばいくらでも出てきますが、コンパクトに私たちがいつも活用しているのはこちらのサイト▼
このサイト、めっちゃ便利です。全国各地にある、車中泊スポットがまとめられているので、泊まる場所に困ることはまずありません。
・SAやPA、道の駅を活用する。
トイレも洗面所も、場所によってはコンビニまで装備され、問題なく車中泊できる場所として、高速途中にあるSAやPA。あとは、道の駅も開放している場所が多いので、しょっちゅう泊まっています。
SAや道の駅では、その土地に合わせた食べ物やグッズ、工芸品が置かれてたりする事もあるので、行くだけで楽しいです。
・都心では、コインパーキングなどを活用する。
フリーで停まることがさすがにできない都心や住宅地域では、普通にパーキングを活用します。最大料金が表示されているところなら、一泊分の宿代として泊まるのです。
安いところでは、300円なんてところもありました。そうなるともはや、何代かわからないくらいの値段で泊まれるのです。
キャンピングカーなら旅先で疲れたら、どこでだって予約なしに寝られる。元々旅行好きの二人でしたが、その楽チンさはダントツです。
ちなみに、私が実際に車中泊した中で、女子でも安心して泊まれる綺麗な車中泊スポットをまとめてみたエントリーもありますので良かったら▼
車中泊所を探すときに困る事…。
強いて不便なことがあるとすると、主に都心で、コインパーキングなどの駐車場に停めるしかない場合、駐車場の情報が非常に少ない事です。
キャンピングカーに限らず、車で目的地に行く時は、駐車場の情報を調べるでしょう。行った事のない土地であれば、ネットで調べるしかないのです。それなのに、
・料金が書かれていない。
・高さ制限が何メートルか書かれていない。
・と言うか、そもそも行ってみないと、地図やネットに情報が載っていない。
これ、本当に駐車場のオーナーさんには改善していただきたい!サイトに情報を少し載せるだけでも、利用客は絶対的に伸びると思うのですが…
駐車場のオーナーって、儲ける気がないのでしょうか…。
安眠できるように工夫して眠る。
眠りは最重要項目です。
自分の家の寝室も然り、疲れを癒すために、寝る場所にはこだわる夫婦なので、なるべくしっかり寝られるように工夫しています。
・家で使っている枕を使って寝る。
これ、結構重要です。枕が安定するだけで安眠度合いが変わります。
・寝る時は、シーツを敷く。
シーツがあるか、ないかで清潔感が違います。すっきりした気持ちで寝るのは重要だと考えます。
・扇風機を導入する。
寒さは掛け布団でどうにでもなりますが、暑さがどうしようもないのが車中泊での注意ポイント。夏場はとにかく暑くなるので、小型の扇風機を導入しました。これひとつあるだけでかなり便利。
安眠できるの?と思われがちなのですが(私も最初、ちょっと懸念してましたが)
キャンピングカーの寝室側に移動して、カーテンを全て閉めれば、そのこじんまりとした感がたまらなく落ち着きます。
この「俺の城」感は想像以上に楽しいものです。*1
お風呂は銭湯・温泉・スーパー銭湯を活用
私たちのキャンピングカーは、お風呂が付いていないタイプのものなので、お風呂は、普通に銭湯や温泉やスーパー銭湯を活用します。
キャンピングカー購入の際に参考にした本、キャンピングカー大全には「各拠点でお風呂場や車中泊場所を探すのは大変」と書かれていたのですが、この点については、スマホさえ使えれば、全く問題なく簡単に見つけられます。
先に紹介した、 車中泊マップ - 【車中泊まとめWiki】にも書かれているし、温泉マップ | 温泉JAPANこちらのマップもおすすめ。今時携帯があればお風呂場なんて簡単に見つけることができるので、不便することは全くありません。
番外編:ジムを活用する。
これは、かなり番外編になりますが、全国展開しているジムの会員になっておけば、そのジムがある都市では、体を鍛えつつお風呂にも入れます。
ちなみに、私たち夫婦は[ITS]関東ITソフトウェア健康保険組合というところの保険に入っているのですが、ここが、セントラルスポーツというジムと提携していて、そのセントラルスポーツの会員になれば、全国のゴールドジムを¥810で利用できる特典があるので、それを活用しています。
ゴールドジムがある都市では、ジムで鍛えて→プロテイン飲んで→お風呂入る。という形で、一石二鳥で楽しめるのです。
番外編2:地方のトレーニングセンターを利用する。
各地域には市営・町営のトレーニングセンターがあったりします。そういう場所ではシャワーを100円や200円など、格安で利用できる場所もあります。トレーニング後に、そちらを利用するのも一つの手です。
とはいえ、こちらのトレーニングセンターは、場所によっては石鹸・シャンプー使用不可というケースがあるので要注意です。ちゃんとルールは守って使用するようにしましょう。
「食」
キャンピングカー内食生活。基本好きなもの食べてます。
今の日本において、食べられなくなる事ってあるのでしょうか。どこへ行っても、食堂や、コンビニがあるので、これも困る事はありません。自身で調理する事もありますが、毎日となるとちょっと面倒なので、簡単にすます事も多いです。ここでは、主に私たちが食べているものや調理内容をご紹介します。
・キャンピングカー内での調理は、基本湯煎。
大型のキャブコンなら、もっとレパートリーに飛んだ調理も可能なのでしょうが私たちのようなコンパクトなバンコンだと、キャンピングカー内での調理には苦戦します。
(キャンピングカーの詳しい種類はこちらのエントリー参照ください▶︎初めてのキャンピングカーの選び方や、内装のご紹介。 - 日日是好日 なにげな日記)
基本車中泊できる場所では、外で火を起こすことができません。
そんな私は、基本的にお湯を沸かす程度、湯煎でできる範囲の調理をしています。*2しっかり炒めたり、煮込んだりする料理をするときは、キャンプ中にすることにしています。
湯煎調理なら、お鍋やフライパンを洗うこともしなくて良くなり、慣れてくると楽しいものです。何より楽です。
湯煎料理のメリット
・炒め物や煮物のように、車の中に匂いが移らない
・炒め物や煮物のように、汚れ物が少ない。
・とにかく楽
湯煎料理方法
・豆や卵など、茹でて楽しめるものを買う。
・道の駅やコンビニの、湯煎調理できる具財を買って楽しむ。
・味噌汁やコーヒーなど、湯沸かしだけで食べられるものを買う。
ちなみにキャンピングカー内では、小サイズのコンロが使いやすくてオススメです。
こんな感じ▼
私はずっと、このSOTOのガスコンロ使ってます。
風除けがついているので、外でも使用可能。
さらに、普通のカセットコンロのガスボンベが使えるのがポイントです!いいガスボンベしか使えないのだと、ランニングコストかかって仕方ないですもんね。
・セブンイレブンの惣菜をフル活用する。
コンビニ弁当に拍子抜けされるかもしれませんが、舐めるなかれです。これが意外と美味しいのです。
元々、語りだしたら止まらないくらい、コンビニはダントツでセブンイレブン派なのですが、ここはまた食材も美味しいのです。作ったりするのは面倒、ゴミの処分も大変なので、セブンで簡単に惣菜を買って楽しみます。
惣菜を買えば、その惣菜の器がそのままお皿になるので、お皿を洗う必要がありません。それも楽チンでオススメです。
・道の駅やスーパーの惣菜をフル活用する。
道の駅や、食材が豊富なスーパーなら、見たことのない、珍しい地産の惣菜を発見することがあります。ありきたりな手作り品を作るより、食べた事ない地産の惣菜の方が、その土地が楽しめるのです。特に楽しかった食事のエントリはこちら▼
あとは、これもある日の惣菜晩御飯。
牛もつ煮込み
チキン
豆腐とアボガドもずくサラダ
納豆
あと、大切な日本酒です。
アボガドは貴重なビタミンCのためと、生で食べられて調理が楽なので、キャンピングカーでは重宝します。
こんな感じで、組み合わせ次第で結構楽しい宴会ができちゃいます。
ちなみに、私がいつも持ち歩く調味料の黄金セットはこちら。
左から、
度々紹介してます三国寿司酢。
醤油
オメガ3の油
ゴマ
これら調味料で、不足しがちな酢酸、オメガ3、酵素などの栄養をとっています。
・普通に、外食する。
その土地人気のレストランや居酒屋があれば、食べに行きます。昼ならお酒を飲む事もないので、気にせず外食できますし、夜なら、持ち帰りができるお店で持ち帰って、キャンピングカー内でお酒と共に美味しく楽しむこともできます。
・たまにキャンプする
もちろん、キャンピングカーですから、たまにキャンプもします。
キャンピングカーでの食事で困る事…。
・お皿などの洗い物。
家からキャンプ用の器を持ってきて…というのもいいのですが、それを洗う場所がかなり限られてきます。
基本、車中泊できる場所にあるのは、洗面所。洗面所で、食材の汚れがついた器はさすがに洗えません。(これはキャンピングカー備え付けの洗面所でも然りです。)洗う場合は、あらかじめティッシュなどで汚れやゴミをしっかり落として、最後の仕上げに洗面所で洗う…とかでしょうが、そんな面倒くさいことはしてられません。
そこで私は、買ってきたお惣菜の器をそのままお皿として使うか、紙皿を使ってそのまま捨てるようにしています。
調理法についても、湯煎だけなら念入りにお鍋を洗う必要はありません。水なのですから。ここに、炒め物をしたフライパンや、カレーを煮たお鍋が入ってこようものなら…めんどくさすぎて続かないのです。
一番楽で効率的な方法で、いかに食卓を楽しくさせるかが重要です。
・冷蔵庫がない、もしくは小さくて威力が弱い。
基本ないものとして、食材を選びます。うちは、小さな冷温庫を買ったのですが、電気の消費量が半端ないので、なるだけ食材は食べきりにして、毎回新鮮な食材を買う形にしています。
・ゴミの処理。
これが一番の困り者です。生ものだと臭いが出るので早く処分したいのですが、できる場所は限られます。家庭ゴミとそうでないゴミの境目になる微妙なライン…節度持って、処分しましょう。
ゴミはこまめに捨てるのもポイントです。こまめに捨てれば、ゴミ箱が小さくて入らないようなこともありません。
「衣」
衣類は、これといって特記事項はありませんが…。キャンピングカー内でも、日頃の暮らしと変わらず、おしゃれはしたくなるものです。また、長期旅行となると、その間に大きく気温が変わったりもするので、注意しましょう。
洗濯物はコインランドリー
ご想像の通り、コインランドリーで一括で洗濯+乾燥させています。一つ不便なことがあるとすれば、コインランドリーの情報が少ない事。これもパーキングと同じで、ネットに載せるだけで利用者も増えると思うのですが。
しばらく旅を続けていると、コインランドリーが多そうな場所がわかってきます。キャンプ者が多く、少し田舎になってくると、大型駐車場付きコインランドリーが見つけやすいです。
着回しが効いて、寒さも暑さも対応できるように
長期旅行となると、想像以上に、気温が上がったり下がったりすることがあります。着回しが効いて、便利な服。温度調整がしやすい服なんかを加えるのはオススメです。
あとは、旅行途中に見つけた、可愛い服を買い足すのも旅の楽しみの一つです。
「その他」
急遽増やしました。キャンピングカー生活で、やってて便利な裏技。今後、思いついたら足していきます。
荷物の受け取りは営業所留め
家に帰る予定がなくても、ネットで買い物をすることはあるでしょう。そんな時の荷物の受け取りに関しては、営業所留めにすることです。
購入したネットショップが利用している配送業者が、ヤマトなのか、佐川なのか、郵便局なのかをチェックし、自分が滞在している場所の一番近くの営業所留めにすれば、荷物が届いたタイミングでその営業所に取りに行くことができます。
その時注意するのが、利用している配送業者の営業所留めにすることしかできないこと。
利用配送業者がヤマトなら→近くのヤマトの営業所留めに
利用配送業者が佐川なら→近くの佐川の営業所留めに
利用配送業者が郵便局なら→近くの郵便局の営業所留めに…
配送業者が、ヤマトなのに、郵便局の営業所留めにしてしまうと、ヤマトの営業所に荷物が戻されてしまうので注意しましょう。(私は最初、これやって失敗しました。)
何はともあれ、旅好き夫婦さんにとっては、オススメです。
先日、やぎろぐブログの記事を読みました。キャンピングカーで生活を始めたが、先日やめてしまったんだそう。キャンピングカー引退宣言。たった4ヶ月で車上生活を挫折した理由 | やぎろぐ
すごく正直で分かりやすいブログでした。やぎろぐさんのように、向いてない、楽しくない方も確実にいると、やってて思います。
だってまぁ…めんどくさいですもんね。なんで家があるのにわざわざ移動しなきゃいけないんだ。と。
正直私も、生活しながら思うのですが、これがもし一人だったら…
一人で運転しながら、一人で美味しいものを食べたり、一人で綺麗なものを見ても…途中で飽きてしまうでしょう。
私の場合は、夫婦でやってるのが、楽しめる理由の一つかもしれません。
夏は北へ行き、冬は南へ行き、
美味しい食べものに舌鼓し
見たことのない綺麗なものを見て感動し
運転しながら長々と話をし
その地で見つけた美酒と共に宴会しながらコテっと寝る。
そんな時間を共有する相手がいるのとないのでは、大きな違いがあるかもしれません。
今は夫と二人ですが、子供など家族ができれば、また違った楽しみが増えるんだろうなぁと思うと、それもそれで楽しみです。
旅好き夫婦さん、家族さんには、キャンピングカーの旅はオススメです。