わたしはマララ〜教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女〜 マララ・ユスフザイ 読了
パキスタン 東のスイスと呼ばれた美しいスワート溪谷で生まれ育ち
女の子も教育を受けるべきだと活動をはじめ、戦ったマララの話。
世界では勉強したくても出来ない子がいっぱいいるんやから…という話は言われることがある。ただ、それをちゃんと理解していなかったと実感した。
どんな過酷な状況でも、それでも学びたいと強く思っている人がいるのか…ひいてはどれだけ恵まれているか。
無知であることの脅威。噂でしか情報を得られない事のあぶなさ。
学ぶことなく、物事を判断する基準がないと、感情で行動する…感情をうまく利用する人や勢力が現れたときに、のせられやすくなる。
これは、私たちが社会にでても、同じではないでしょうか。
学べば、相手の立場に立って考える事ができるし、与えられた状況をただただ受け入れることだけでなく、自ら動かし、道を開くこともできる。
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気になった言葉をピックアップ
人をだますくらいなら失敗したほうがずっと立派だ byリンカーン
学校に行って、本を読み、宿題をする。それはただ時間を費やしているだけではない。未来をつくっているのだ。
恐怖は人を残酷にする。
やっぱりペンの力は強い。ペンとペンの生み出す言葉は、マシンガンや戦車やヘリコプターなんかよりずっと強い力を持っている。
自分たちのあげる声にどれだけ力があるかがわかってきた。
ペンを奪われてみてはじめて人は教育がどんなに重要だったかに気づく。
あいつはニセ医者だ。こういう事があるから、私たちは無知と戦わなければならないのだ。
目的を達成するためには、たとえどんなたくさんの障害があっても、あきらめてはいけないんだと思う。
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私は今まで恵まれたのにも関わらず無為に過ごした時間も多かったなぁ。
これからもずっと学び続けたい。
たくましく生きるマララに感動。
是非みなさんに読んでほしいし、子供達にも読ませたい。
わたしはマララ: 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女
- 作者: マララ・ユスフザイ,クリスティーナ・ラム,金原瑞人,西田佳子
- 出版社/メーカー: 学研マーケティング
- 発売日: 2013/12/03
- メディア: ハードカバー
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