島とうがらしが手に入ったのでコーレーグースをつくっていろいろ使ってみた話
島唐辛子が売られていいたので購入してみました。
きれいな赤色。よく本州で見かける唐辛子よりも短いかな。旬は9月〜11月くらいなんだそうですが、結構はずれた時期でも、ファーマーズに行けばあったりします。
これを、沖縄では有名なコーレーグースにしてみようと思います。
ピリ辛で、七味と同じような使い方ができるものです。
沖縄のお土産屋さんではよく見かけますね。
沖縄料理屋さんの卓上には、それこそ七味さながら、常備されている姿をよく見かけます。
島唐辛子でコーレーグースをつくる
そして作り方は、ほんまにまんまです。
この時島唐辛子は1〜2日ほど天日干しすると旨味が凝縮されるという話もあるそうです。
泡盛は、ご近所の神村酒造の守禮をつかいました。たまたま家にあったもの。
2ヶ月ほど漬け込めば完成とのことですが、このように▼色が変わってきたら、島唐辛子の辛みが泡盛に移った合図。
使ってなくなれば、また泡盛を足せば何度でも使えます。
島とうがらしの色が抜けて、白っぽくなってしまったら、もう辛みは抜けきったということです。島唐辛子は、ここで初めて役目を果たします。
注意したいのは、入れすぎると、料理の味が変わってしまうほどインパクトのある味なので、入れすぎ注意。
また、泡盛ですので、これを食べて車に乗ると、場合によっては酒気帯運転となるので注意しましょう。
コーレーグースの使い方
沖縄系料理ならなんでも合うといっても過言ではありません。そのほか、ちょっと甘めの料理にも、アクセントになっていいですね。
ゴーヤーチャンプルーにかける
沖縄を代表する郷土料理ゴーヤーチャンプルーです。合わないはずがございません。
ゴーヤーチャンプルーの味に飽きて来たら、ちょこっとコーレーグースをかけましょう。爽やかな泡盛の香りと、ピリ辛感が加わって、これまた美味しく仕上がります。
ちなみに、沖縄に旅行に来ていた時代は「ゴーヤーチャンプルーって、お店で食べても全然美味しくないねんけど」と思っておりましたが、それは行く店が悪かっただけでした。
普通に地元の人が行く食堂なんかに行けば、本当においしいゴーヤーチャンプルーにありつけます。
沖縄は住んで思いますが、住む方が楽しい地域だと思います。
ヘチマの炒め物
こちらも沖縄では結構ポピュラーな料理。ヘチマとお肉の炒め物です。
ヘチマは小学校の頃から、お風呂で使うタワシくらいにしか思っていなかったのですが、こうやって食べられるということを知り、驚きました。
結構あっさりして、冬瓜よりもちょっとシャキシャキした瓜といったところでしょうか。意外とイケて、繊維っぽさもあまり無い事に、これまた驚いた次第です。
こちらも、ちょっと辛みと爽やかさが欲しければコーレーグースをかけましょう。おいしいです。
三昧豚の煮付け
豚肉が大量に出回っているのが、沖縄スーパーの特徴じゃないかなと思います。(もしくは米国産牛肉)それも、ただのロースとか肩とか、そんなレベルではありません。
耳から手から顔から、モツまで。豚肉ってこんなに食べられる部分があるのかと驚きました。
三昧豚は良く見かけます。こちらを甘めに炊いていただくのですが、こちらにもコーレーグースはいかがでしょうか。
甘みだけでなく、ピリ辛感も加わると、そのギャップがまた美味です。
タコライス
タコライスも沖縄のソウルフード的存在ですね。美味しいので、我が家ではサルサソースがある時はよくタコライスが登場します。
こちらにもコーレーグースをかけてみましょうか。サルサソースと若干カブった感は否めませんが、さらに爽やかさがプラスされる感じです。
鶏肉の甘煮
久々に鶏肉を炊いてみました。これは、豚の三枚肉煮込がいけるなら…と思ってコーレーグースをかけてみましたが、それも行けますね。
辛み要員です。
フーチャンプル
沖縄ではお麩およく見かけます。この麩と豆苗でフーチャンプルーです。
こちらもコーレーグースを加える事で、新たな時代を切り開いた感があります。
麻婆豆腐
こちらも、想像どおり、結構いけました。
豚肉ともやしの甘辛チャンプルー
そろそろお気づきかとも思われますが、チャンプルーとは、混ぜる的な意味あいがあります。混ぜた炒め物なら、なんでもチャンプルーと言っても大丈夫そうなおおらかさが沖縄にはあると感じます。
豚にんにくの生姜蒸し
こちらは、お昼ご飯の時にみている孤独のグルメにて五郎氏が食べていたものを再現してみたいという事です。
こちらも、元があっさり系にんにくの香りがガンガン系なので、コーレーグースのように個性のある味にもいい具合にマッチしていい感じでした。
大城てんぷらのアオサてんぷら
沖縄にも、”てんぷら”という名の食べ物は存在するのですが、これが、本州で想像するような天ぷらだと思ったら、大きな間違いですし、大失敗をします。
これは、また所謂天ぷらとは一線を画した存在ですのでご注意ください。
アメリカンフルト。そうですね。そんな感じです。衣がしっかり主張してくる感じです。
”具”と”衣”のコラボを楽しむ食べ物ですので、間違っても「衣が厚いすぎて微妙である」という判断はしない方が、沖縄天ぷらを楽しむ事ができるでしょう。
そしてこちらの天ぷらは、私の大好きな南部にある大城てんぷら店 の天ぷらです。
中でもこちらのあおさ天ぷらは絶品。おつまみにピッタリ。磯の香りがとめどない天ぷらです。
注:もちろん、その実態はほとんど衣です。衣の味を楽しむのが沖縄流です。
こちらも、是非コーレーグースをかけてみましょう。すでに泡盛を飲んでいるのにも関わらず、ピリ辛泡盛コーレーグースをかけてしまうと、もう泡盛×泡盛で、祭りになる事間違いなしです。
結構なんでもいけた
以上のように、結構なんでもいけるという事がわかりました。
これらはあくまで氷山の一角。きっとまだまだ世界は大きかろう広かろうですが、今回はこの辺で。