コンクリ打ちっ放しのおしゃカフェもいいけどやっぱり一番落ち着くのは純喫茶的な空間であるという事実:沖縄市編
気分転換にカフェに行くのが大好きです。
特に結婚してからは、自分一人の時間を作るために、たまに行く喫茶店の贅沢な時間はたまらなく好きです。
沖縄に越してからというもの、この地でもどこか、いい具合のカフェか喫茶店はないものか、ぶらぶらと探しておりました。
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京都市内という場所は、なんでもない民家の真ん中に、風情のある喫茶店、それも純喫茶といえるようなカフェがポツンと建っていたりします。
それが、其処此処にあるのです。
自転車に乗ってのんびりと、きもちのいい春や秋、汗のとまらない夏、耳が凍りそうなほど寒い冬。それぞれの季節ごとに、喫茶店へ向かう楽しみがあったものです。
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越してから知ったのですが、そういう場所ってあんがい少ないのですね。自転車でいける範囲はもちろんですが、車で向かうような場所でも、オシャレなのはわかるけど、なんだか落ち着かない。といった喫茶店の多いこと。
コンクリートの打ちっ放しで、いわゆる”男前”テイストのオシャレなカフェ。コーヒーも、普通に美味しい。ケーキもいける。
でも”これ”といった決め手がない。ここは通いたい!と思える落ち着きがない。
う〜ん。ここなら、別に、スタバに行くのでも変わりないかな。
といった感じです。
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そもそも、これをいっちゃあおしまいですが、素人の私なんかには、あまりにも細かい繊細なコーヒーの味の違いなんて、わからないのです。
ある程度香り高くて、ドリップ(か、サイフォンでもなんでもいいのですが)で丁寧に入れてくれてくれれば、大抵のコーヒーは美味しく感じてしまうのです。
きっとプロの目でいくと、雑味が…酸味が…バランスが…と色々あるんでしょうが、私レベルでは、正直そこまでわからない。
そうなってくると、そのカフェに通いたいと思えるかどうかは、そのカフェの空間の好みに大きく起因します。
ある程度おいしいコーヒーが飲めれば、あとはそこに長く居座りたいか、もう一度来たい空間かどうか。です。
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とにかく色々なカフェに顔を出して、いい場所はないか探してみたり聞いてみたりしている中で、浦添の港川にあるコーヒー屋さんに「いい喫茶店が沖縄市にあるよ」と教えてもらいました。
それもなんと家から車で10分くらいのエリア。
こちらです。
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いわゆるちょっと昭和な純喫茶風な雰囲気。
小ぶりなソファテーブルがいくつもあって、木彫で、静か。
ピアノクラシックが流れていて(オケほど壮大すぎず落ち着いている)
コーヒーももちろんおいしい。
一人でゆったりと本を読むにはもってこいの空間なのです。
とくに情景描写の美しい本は、こういう場所でゆったりと読みたいものですね。
若夫婦が回していて、お父さんの世代から続く喫茶店なんだそうです。
ケーキや焼き菓子もいくつかあるのですが、それらは奥様が作られているんだそう。
パティシエだったのかな?本格的に美味しいのでびっくりします。
こちらはアールグレイのロールケーキです。
このケーキやお菓子も、奇を衒わない手作りの味わいが仕方なくおいしい。
カップソーサなども、ちょっとレトロで懐かしいふんいいが漂います。
日替わりランチなどもやっていて、ランチに来ても楽しめる。
何より、ここの若夫婦の人懐っこい雰囲気が大好きで、二人に会いに行きたくなってしまうのが不思議。
ちょっと秘密にしたかったから、あんまり写真取ってこなかったけど…やっぱりこれからは写真とって、これから順次足して行きます。
楽しい記録にしていこう。