頑張ってるのに全てが中途半端。成果が感じられない時に「エッセンシャル思考」という考え方読了。

最近よんだ本で「これは…!」というのがあったのでご紹介します。 

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

 「よく考えずに、あれこれ手を出すことで、全てが中途半端。」

「働きすぎなのに、常に走り続けているのに、どこにもたどり着けないような気がする。」

 頑張っているのに、何も成果が出せていない感覚に、不安になるようなことありませんか?

 

欲張りな私なんかは、この最たるものです。

 

タイトルにもなっているエッセンシャル思考とは、

大量にある情報や魅力的なチャンスの中から、

本質的な事に集中してエネルギーをつかい、より高い成果を出すための考え方や技術。

 

努力の方法が絞られる事で、大切な事に効果的に最大の力を注ぐ事ができるようになります。

 

この「優先順位をつけて、本当に大切な事に注力する」という考え方は、以前に、ちきりんの生産性を読んで、そこにも書かれていました▼

こちらの本▲も、十分参考になりました。

 

とはいえ、基本的になんでもやりたがる欲張りな私…

「優先順位つけるといっても、あれもこれも、それも大事だ〜!」と、

結局、全く優先順位がつけられませんでした。(それが私)

 

このエッセンシャル思考は「優先順位の付け方」から「それにより起きるリスク」「上手な断り方」まで、もっとも大切な事が何かを見つけ出し行動するためのセオリー。

 

ちきりんの「生産性」で、具体的な時間に対する考え・管理法を学び、

さらに「エッセンシャル思考」で、本質 的な物事を見つけ出し行動するための考えが学べれば、人生はよりシンプルに、よりよくなるのではないでしょうか。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

漫画もあるみたいです。▼

マンガでよくわかる エッセンシャル思考

マンガでよくわかる エッセンシャル思考

 

 以降、自分自身のメモも含めて▼

 

 

 

 

克服するべき3つの思い込み 

エッセンシャル思考を身につけるためには、

3つの「思い込み」を→「克服」しなければならない。

 

「やらなくては」→「やると決める」

「どれも大事」→「大事なものは滅多にない」

「全部できる」→「全部できるが、全部はやらない」

 

この3つの真実が私たちの混乱をなくしてくれる。

本質的なものはほとんどない:「より少なく、しかしよりよく」

努力した分だけ報われる。というのは幻想。パレートの法則にもあるように、ある種少数の努力は、大多数の他を圧倒する。

多数のいいチャンスは、ごく少数のよりいいチャンスには遠く及ばないのだ。

 

人の一生は短い。がむしゃらにあれこれ頑張るよりも「より少なく、しかしよりよく」努力する事が大切になってくる。

 

「今、自分は正しい事に力をそそいでいるか。」を問い続ける事が大切。

多数のものは本質的ではなく無価値であるからだ。

優秀な人ですら方向性を見失ってしまう理由

・選択肢が多すぎる:選択機会が多すぎると人は正しい決断ができなくなる。

・他人の意見がうるさすぎる:世間だけでなくネットなども含め、世の中からのプレッシャーがうるさすぎる。

・欲張りの時代:全部手に入れよう。全部やろう。という風潮。

本質的に生きる

自分に正直に生きる

・他人の期待に答えるのではなく、自分に正直に生きる。

・無意味な雑用をしないだけでなく、時には魅力的なチャンスも切り捨てる事だって必要になる。

 

自分に正直にというのは、単にわがままになる事ではなく、不要な事を的確に排除する事。やる事を減らし、人生をよりシンプルにして、本当に重要なことだけに集中する。

自分自身で「選ぶ」力を取り戻す

選択とは行動。選択の中から何を選ぶかは自分次第。

 

・「できる」せいで「やらなくては」を増やしていないか。

・少しづつ自分で選択する事を放棄し、他人にやらされている事が増えていないか。

  

非エッセンシャル思考:自分で選ぶ事を忘れた人。そういう人は無力感に襲われる。

エッセンシャル思考:自分で選ぶという行為を選ぶ。

本質を見極める技術:何を選択するか

非エッセンシャル思考:数ある選択肢から、多くの事に手を出す→全てが中途半端。

エッセンシャル思考:何かに手を出す前に、幅広い選択肢の中から見極めて検討する→スタートに時間はかかるが、一度取り組むと決めたら、大きな成果が出せる。 

 

立ち止まる時間は、無駄な寄り道ではなく、前に進むための最短コースを教えてくれる。

本当に重要な本質を見極めるために必要な5つの技術

・じっくりと考える余裕

・情報を集めてその本質を掴む力をつける

・遊び心

・十分な睡眠

・何を選ぶかという厳密な基準そ作る

技術1:じっくりと考える時間と環境を作る

集中は向こうからやってくるものではない。集中できる状況に自分を置くしかない。 

空白時間を確保する事で、人生の主導権が取り戻せる。生産性もグッと上がる。

 

・自分のための空白の時間をつくる。

・本質的な事について考える。

・本を読む時間を作る。

技術2:情報を集めてその本質を掴む力をつける

あらゆる事実には、本質的な意味が隠されている。

要点(本質)に目を向ける訓練をするれば、点と点ではなく、今まで見えていなかった、その点を繋ぐ線がみえるようになる。

 

・「いつだれが何をしたか」から→「それがどういう意味を持ち、なぜ重要なのか。」を見極める

本質を見抜く力を身につけるためのヒント

◆大量に入ってくる情報をフィルタリングする

非エッセンシャル思考の人

 ・無関係な細部に気を取られ、さばつな情報にこだわってしまう。

 ・声の大きい意見は聞こえるが、その意味を取り違えてしまう。

 ・自分がコメントする事ばかり考えていて、話の要点(大筋)が掴めない。

 ・話の全を聞こうとする。

エッセンシャル思考の人

 ・ノイズの中のシグナルを探す

 ・語られない事に耳を傾ける

 ・情報の本質を見抜く

◆日記をつける

日記は脳のバックアップ機能のようなもの。

「より少なく、しかしよりよく」できるだけ少なく書くようにする。

日記をつけたら、2〜3ヶ月に一回読み返し、大きな流れを掴むようにする。

◆現場を見る

現場に出向き、自分の目で確かめる事で、問題の本質を知る事ができる。

◆普通を知り、逸脱を知る

ストーリーの本質を知るためには、その問題について多角的に・多眼的に、深く知る事が不可欠。大切なのは、事件をより大きな文脈の中に置き、一見無関係な分野との関係性を発見する事。

◆問題を明確にする

問題を明確にする事で、余計な雑音に気を取られるリスクが低くなる。

技術3:遊び心

遊びは、脳の柔軟性・順応性を高め、創造的にしてくれる。

・遊びは選択肢を増やしてくれる。

・探究心の増幅する

・視野が広がる。

・常識にとらわれず、自由なやり方が発見できる。

・ストレスを解消してくれる。そうする事で、脳の認知機能のパフォーマンスが上がる。

・脳の高度な機能が活性化する。 

・遊び自体が本質的である

技術4:十分な睡眠

ここぞという時に十分な力を発揮するためにも、1日8時間は睡眠が必要。

 

眠っている間、脳は膨大な情報の整理と再構築を行なっている。

起きた時には神経の新たな繋がりができて、より多様な解決策が見つかるようになっている。

技術5:何を選ぶかという厳密な基準を作る

選択肢を選択する時は、中途半端なYESをやめて「絶対にやりたい」か「やらない」に絞る。そのためのコツは基準をとことん厳しくする事。

 

慎重に情報を集め、数字による基準を設けて、上位10%にだけYESという。

そうする事で、より合理的・論理的に、そして容赦なくNOが言える環境になる。

思わぬ魅力的なチャンスが転がり込んできた時の考え方

1:そのチャンスについて記述する

2:考慮するに値するチャンスの最低限の基準を3つ書き出す

3:考慮するに値するチャンスの理想の条件を3つ書き出す

最低限の基準を満たしていないチャンスはもちろん却下。

理想の基準を満たしていないチャンスもやはり却下。

理想を全て満たしているものだけが、考慮に値するチャンス。

 

厳しい基準でNOを繰り返すうちに、いずれ本当(完璧)にYESと言える事がやってくる。「まさに自分が求めていた事だからやる」ようになれる。

捨てる技術:トレードオフ

本当のYESを得るために、それ以下は全て捨てる:トレードオフを受け入れる

トレードオフは痛みを伴う、時にはどうでもいい雑用だけでなく、魅力的なチャンスさえ切り捨てる(優先順位をつける)ことが必要なことも出てくる

しかしそれは、もっと魅力的なチャンスを手に入れるために必要な事。また、自分にとって本当の望みに気付ける絶好の機会でもある。

 

トレードオフが発生した時。

非エッセンシャル思考の人:「どうしたら両方できるか?」「何を諦めなければならないか」を考える。

エッセンシャル思考の人:「どの問題を引き受けるか?」「何に全力を注げるか」を考える。 

 

具体的でリアルな本質目標をたてる

チャンスを切り捨てる・NOと言うには勇気がいる。次々とやってくるタフな選択から私たちを守ってくれるのは、自分にとって本当に大事なのはこれだという確信。

 

本質目標があれば、断る事も怖くなり、トレードオフがより合理的・論理的にできるようになる。

本質目標のたて方

・人の心を動かすものにする=具体的で分かりやすく、リアルな目標

・数字など使うと具体性が増す。

 ・わからなくなったら「達成をどうやって判定するのか。」と問いかけてみる。

断固として上手に断る

断るためには勇気が必要。しかし、切り捨てる勇気がなければ「より少なく、しかしよりよく」は空虚なものになる。「NO」を言う事は、優秀な人の必須スキル。 

上手に断る方法

◆判断を関係性から切り離す

誰かに何かを頼まれた時、私たちはそれを関係性の問題だと思ってしまう。頼みを断る事が、相手を拒絶する事だと感じてしまうのだ。

 判断を関係性から切り離して考えた時、判断はより明確になり、それを伝える勇気と思いやりも生まれてくる。

◆直接的でなく、やんわりと断る

「魅力的なのですが、あいにく手がいっぱいで。」

「行きたい気持ちはやまやまですけど、時間があるかどうか。」など。

 

・代替案を出して相手に歩み寄りながら断る。

・予定を確認して折り返す。

・自動返信メールを使う。

・相手にトレードオフを意識させる。

 「どの仕事を後回しにしますか?」「今、かなり仕事を抱えているので、これを無理やり差し込むと、品質が落ちてしまいます」など。

・冗談めかして断る。

・肯定を使って断る。いくらかは力になりたいが、全面的に巻き込まれたくない時に有効。

・別の人を紹介する。

◆とりあえず黙って5秒ほど考えてから答える

人は反射的に「いいね」と答えがちである。

一度ゆっくり考えて、流れで引き受ける事をなくすようにする。うっかり受けてしまったら、正直に言って謝る。

トレードオフに目を向ける

どんな判断をする時も、機会コストを忘れてはいけない。失うものを冷静に計算し、納得のいく選択をしよう。

 

・ここでYESと言ったら、自分は何を失うのだろうか。と考える

・もしもこれを選んだら、別のもっと価値ある事ができなくなる。と考える

◆誰もが何かを売り込んでいる

人は誰しも相手にものを売り込もうとしている。商品だけでなく、物の見方や特定の意見を売り込んでいる事もある。

 相手は何を売り込もうとしているのか、それによって自分は何を失うのか冷静に判断する。

◆好印象よりも敬意を手に入れる

上手くNOを伝える事は「自分の時間を安売りしない」というメッセージになる。

短期的に相手の機嫌をそこねたとしても、長期的には相手からの敬意を得る事ができる。

◆曖昧なYESはただの迷惑

曖昧にしておいて結局断るくらいなら、その場で断っておいた方がいい。相手へのダメージもずっと小さくてすむ。

すすんで損切りをする

人は「すでに持っているもの」や「すでに投資をした(時間やお金をかけた)もの」に対して、実際よりも高い評価をするものである。

「何かをやめる」のは、案外難しいが、それをすることで本当に今自分に必要なものが何かが見えてくる。

やめられない時の考え方

・今から、一からこのプロジェクトを始めるとしたら、本当にやるだろうか?どんなコストがかかるか?

・一度これを捨てたとして、もう一度買うだろうか?いくらなら買うだろうか?

・持っていないフリをする。

・「もったいない」を克服する。

・お金・時間の失敗を認めて、成功に向かう。

・自分に合わない事をしていないか(無駄な努力をしていないか)どうかを考える。わからなければ、第三者に相談する。

・現状維持による形骸的な制度になっていないか?そんな時は、0からもう一度考えてみる。時間・お金・エネルギーの使い方を、今日やるべき事を0から考えてみる。

・逆プロトタイプを試してみる。(試しに辞めてみて、どんな問題がおこるかを試験してみる。問題なければなくす。)

 

編集力:余剰を削り、本質を見出す

編集は、エッセンシャル思考の技術。

不要なものや余剰を削り、本質を取り出す技術。減らしながら、価値を増やす。

 

非エッセンシャル思考:よくする事は、何かを付け加える事。あらゆる細部に愛着がありすぎる。

エッセンシャル思考:よくする事は、何かを削る事。不要な細部は冷徹に切り捨てる。

編集の4原則

1:削除する

曖昧でわかりにくいものを排除し、観客や読者の混乱をなくす事。

2:凝縮する

言いたい(やりたい)事を最大限・明確・完結に言う(する)事ができているか。

(例:小さな暮らしの始め方~グラハム・ヒルに学ぶ(TED)

3:修正する

文章や作品の全体的な狙いを把握して、修正する。人生も同じ。

4:抑制する

作品に手を入れすぎない。本当に必要な時にしか手を(口を)出さない。

 

以上1〜3の小さな編集を、日々の中で繰り返して行くようにする。

境界を決めると自由になる

仕事とプライベートなど、様々な境界が曖昧になっている今の時代だからこそ、境界を決める必要がある。境界を決めなければ、人生で一番大切なものすら失ってしまうことになる。

境界線は自分にしか引けない。また、境界線が曖昧だと、相手もどこまで踏み込んでいいかわからなくなる。

 

非エッセンシャル思考:線を引く事が苦手。境界線は窮屈だと考える。

エッセンシャル思考:境界線を上手に利用する。境界線は自由を生むと考える。

めんどくさい人と一線を画すための考え方

・他人の問題を横取りしない。相手が解決するべき問題は、相手に解決させる。それが自分のためであり、相手のためである。

・あらかじめ相手との線を引き、不用意に入ってこられないようにする。

自分の境界線を知るために

・いつも足を引っ張られる相手を思い出す。

・どんな時に、その時に邪魔をされたと思うか。

・どんな時に他人に侵害されたと感じるか。

・自分がイラっとするポイント。

 

自分と相手の境界線を引く事で、自分の境界線内で自由にできる。

正反対の人と組む時こそ、先に契約を結ぶ

そもそもタイプが違うとお互いに理解している相手とこそ、ポイントさえ押さえて組めば、揉め事もなくスムーズに仕事ができる。そのためにまず以下のような契約を結ぶ。

・目指すものを明確にする

・お互いの譲れない境界線を理解する

 

以上2点を明確にする事で、得られるメリットは

・間違った事を期待しなくて済む

・相手が嫌がる要求は未然に防げる

・重要な事の邪魔をして機嫌を損ねる事もない

仕組化の技術

非エッセンシャル思考の人:人生を努力と根性で乗り切ろうとする。

エッセンシャル思考の人:人生が常に綺麗に整理できるよう、努力ではなく、日々の行動に組み込んで、スムーズに仕組化してしまう。

バッファ:最悪の自体を想定して準備する

世の中には確実な事などない。物事は、決して思うように進まない。思わぬ事は、起こるもの。

不足の自体に備えて、常にバッファ(緩衝)を作っておく。そうする事で、ストレスも軽減する。

バッファを作るコツ

・徹底的に準備する

・見積もりは1.5倍で考える

・リスクマネジメントでリスクを軽減する。考え方▼

 1:このプロジェクトにはどんなリスクがあるか

 2:最悪の場合、どんなことになりうるか

 3:周囲の人への影響はどのようなことがあるか

 4:そのリスクは自分・会社にとってどのような経済負担となるか

 5:リスクを減らすために、どのような投資を行うべきか

削減:仕事を減らし、成果を増やす

ボトルネック(根本的な問題)を見つけてそれを解決することで、見違えるようにスムーズに、目標に向かって進むことができるようになる。

 

非エッセンシャル思考:場当たり次第に改善する。応急処置ばかりで短期的にしか改善しない。

エッセンシャル思考:本当の障害を取り除く。成果が増える。

成果を産まない努力をやめる

どの努力が成果を産み、どの努力が成果を産まないかを考える。考え方▼

1:目指すことを明確にする。

2:ボトルネックを特定する。リストを作ればそれに優先順位をつける。

3:邪魔なものを取り除く。

前進:小さな一歩を積み重ねる

人間のモチベーションに対してもっとも効果的なのは、前に進んでいるという感覚。日々のささやかな進歩が重要になってくる。小さな改善が、大きな成果に繋がる。

 

非エッセンシャル思考:多くをのぞみ得るものはすくない。派手な勝利を追い求める

エッセンシャル思考:小さく初めて成功を得る。地味でも着実に勝ちに行く。

地道な進歩を促進するコツ

・最小限の進歩を重ねる。「重要なことをやり遂げるために、最小限重要なことは何か」と考える。

・早く小さく始める。締め切りギリギリに終わらせない。

・進歩を目に見える形にして、小さな達成を実感する。

習慣:本質的な行動を無意識化する

非エッセンシャル思考:火事場のバカ力に期待する。重要なことをやるのは例外的。

エッセンシャル思考:正しい習慣を通じて、自然に達成する。重要なことをやるのが普通の状態。

正しい習慣がクリエイティビティを生む

習慣がなければ数知れぬ誘惑から打ち勝つことは難しい。本質的な目標に向かう行動を習慣付けてしまえば、無意識のうちに目標が達成できる。

そうして、重要な行動を無意識化させることで、空いているスペースでクリエイティブなものを生み出すことができる。

悪い癖を正しい行動に変える方法

・行動を引き起こすトリガーを知る

・新しいトリガーを作る

・難しいことから手をつける

・その日・その時のテーマに集中する

・習慣作りは一つづつ

集中:今何が重要かを考える

過去の失敗や未来への不安などにとらわれない。とらわれることで集中力を欠き、目の前の本当に重要なことに集中できなくなる。

 

非エッセンシャル思考:過去や未来に気をとられ、今を生きていない。

エッセンシャル思考:今ここに集中する。目の前の問題を考える。今を楽しむ。

集中の対象を一つに決める

人間は、何かをしながら何かができる。問題は、人は一度に一つのことにしか集中できないということだ。

今ここを生きるコツ

・やることが大量にある場合:心を落ち着けて、今何が重要かを考える。

・未来を頭の中に抱えない:紙に書き出すなどして吐き出す。

・優先順位をつける:順番に片付ける。

・マインドフルネスを身につける:

「今ここ」に落ち着くことができるようになる。1日のうち、マインドフルネスだった時間を日記に書き留める。それを分析・再現できるようにしよう。

未来:エッセンシャル思考を生きる

「より少なく、しかしよりよく」を実践して生きていく。

本質を生きる方法

・生活のあちこちに取り入れる方法

・エッセンシャル思考を生きるという方法:何をするにも、ここから考えるようにする。

自分の中心にエッセンシャル思考をすえる

非エッセンシャル思考の人が、エッセンシャル思考の行動を取ることもあれば、エッセンシャル思考の人が、うっかり非エッセンシャル思考の行動を取ることもある。

大切なのは、どちらに自分の軸を置いているか。である。

人は心で思うところになる

心の奥まで染み込んだ考えが、私たちを形作る。

 

人がYESという時:あなたはNOをいう

人が行動する時:あなたは考える

人が喋る時:あなたは耳を傾ける

人がスポットライトに当たろうと押し合う時:あなたは影に立って然るべき時を待っている

人が見栄えのいい履歴書をでっち上げてインターネットのプロフィールを派手な言葉で飾る時:あなたは地道に仕事の力をつけている

人が忙しい忙しいと不満(=自慢)をいう時:あなたはただ控えめに微笑んでいる

人々がストレスとカオスの渦中にいる時:あなたは豊で充実した暮らしをおくっている

シンプルな人生は幸福である

身につけるには時間がかかるが、一度身につけばその恩恵は一生もの。

エッセンシャル思考で得られるメリット

・迷わない。

・流されない。

・日々が楽しくなる。

・人生が本質的になって行くのを日々感じることができる。

・日々やることは減っていき、生み出すものがより豊になっていく。

エッセンシャル思考を生きることは後悔なく生きること

人生は短い。本当に大切なものを見極め、そこに力を費やせば、後悔が入り込む余地はなくなり、自分の選択に誇りが持てる。

豊で意味のある人生が選べるようになる。