現・旧 社会主義国の旅行体験談を話す事になりました。推薦書籍や映画。
共産圏旅行趣味が高じて、今まで行って来た社会主義国の旅行記トークショーをすることになりました。
もちろん、すべての国に足を踏み入れたわけではないのですが、
キューバ・北朝鮮・中国・ロシア・バルト三国・ベトナムあたりなら行った事があるので、実際に行った事がある人しか見られない・感じ得ない情報があるのかな、と思い、引き受ける事にしました。
実際にただ観光するだけでは面白くないので、旅行中、旅行前後は、書籍などでいろいろ知って楽しみます。
今回は、リアルに学んで理解ができる推薦書籍・映画をまとめます。
また、増えたら追記していきます。
現代史全般をわかりやすく理解する
学校では教えない「社会人のための現代史」 池上彰教授の東工大講義 国際篇 (文春文庫)
- 作者: 池上彰
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/11/10
- メディア: 文庫
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いわずと知れた、池上彰さんの、超分かりやすい、超初心者向け、現代史書籍。これは、共産以外の現代を深く知るのに役立つ書籍なので、おすすめです。
中国
祖母の時代(清朝末期)から、母の時代、娘の時代の3世代にスポットを当てて、王朝崩壊から、独裁政権、文化大革命を生き抜いた、中国の1庶民の生き様が描かれています。歴史書や、文献などでは、到底知り得ない、リアルな庶民の声が描かれていて、矛盾や無常の時代にでもたくましく生きる主人公が描かれています。
中国現代史を庶民目線で深く理解する、一作。
中国では、上映禁止になるなどして、大きな反響を受けた作品。毛沢東の、文化大革命で被害を受けた人々が、強制労働所でどのような仕打ちをうけたか、リアルな姿が描かれる。表紙にて跪く人は、実際に文化大革命にて強制労働所で働いていた人。悲哀に満ちた姿が印象的。
こちらも、文化大革命をテーマにした映画。文革では、もちろん、京劇などの娯楽も「人民の敵!」として、迫害の対象に合う。美しい、京劇を演じる人々の物語。
中国の、経済の解放による、都市と地方の急激な格差を、教育面から追った映画。いまだに田舎ではこれが現実であるらしく、経済発展著しい中国の都市部を知る私にとっては、衝撃的な姿だった。
ロシア
- 作者: ジョージ・オーウェル,George Orwell,高畠文夫
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1995/05
- メディア: 文庫
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旧ソ連の体制を、動物農場に見立てて、非常にわかりやすくパロった作品。ベストセラーになるだけあって、わかりやすく、そして、酷い世界が広がっている。
- 作者: ジョージ・オーウェル,高橋和久
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/07/18
- メディア: ペーパーバック
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動物農場に続き、社会主義のような、計画国家が、さらに進んでいくと、こういう姿になるのではないか?といったような物語。非常にリアルで、ありえないようで、ありえそうな計画国家の姿が垣間見える。
スペイン戦争を舞台にし、共産党が、世界に及ぼした影響をわかりやすく描かれている。 世界中を赤に染めようと、他国の戦争をダシに立ち回る共産党。その共産党に振り回されるスペイン。実際にスペイン軍に従事した著者のリアルな話がつづられる。
北朝鮮
- 作者: 河泰慶,李英和,崔炳善
- 出版社/メーカー: ティー・オーエンタテインメント
- 発売日: 2011/07/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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金正恩の人生や、どのようにして生きてきたかが描かれる。わかりやすいのでおすすめです。
生きるための選択 ―少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った
- 作者: パク・ヨンミ,満園真木
- 出版社/メーカー: 辰巳出版
- 発売日: 2015/11/20
- メディア: 単行本
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食べるために脱北した少女の物語。実際に北朝鮮の貧しい農民たちがどんな暮らしをし、何を考え、思っていたかがリアルに描かれている。たとえ北朝鮮を逃れられても、そこに待つのは、さらに過酷な場所。自らのプライドや純潔が容赦なく奪われる、そんな運命にもめげずに、必死に生き抜く姿が描かれている。
また、北朝鮮は、こちらのブログが非常に詳しいのでオススメです▼
キューバ
ベトナム・カンボジア
カンボジアのポルポト政権が行った大量虐殺で何が起きていたのか。カンボジアの伝統的な人形をつかって表現します。
トークショーを終えて。所感。
そもそも、興味のある人は思った以上に多かった。
専門家ではないので、もっと旅行体験談重視でもよかったかも知れない。ちょっとしたエピソードを交えた方がウケた。
社会主義国括りなら、「各国の旅行体験談」をでまとめてもよかった。
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このように、自分の経験をシェアすることは、今後も積極的に挑戦したい。