旦那の酔っ払い珍プレー集:いい大人が「ようかい体操第Ⅱ」を全力で踊る

みなさんの旦那さん(奥様、彼氏、彼女)は、酔っ払っても大丈夫な方ですか?

 

私は酔っても気持ち悪くなって静かにしているだけなので問題ないのですが、主人は、酔っ払うと、「俺トークが止まらない」「記憶飛ぶ」「意味不明な行動をとる」「ベタベタに甘える」「そこらへんで寝る」…など。(昔は加えて「突然キレる」「他人に絡む(←人見知りのくせに)」など)。恐ろしいですね。

 

そして今夜も彼は、突然電池が切れたかのように、落ちるのです。

f:id:tama222111:20161228113958p:plain

PHOTO by pixabay.com/

いい大人が「ようかい体操第Ⅱ」を全力で踊る

近頃我が家は、キャンピングカーで旅をしている。キャンピングカーで一番困ることは電源の確保。私たちは、たまにマクドに寄っては電源を確保するということが日課となっていた。

みなさんはそこで流れる妖怪ウォッチの「ようかい体操第Ⅱ」という曲をご存知だろうか。


Dream5 / ようかい体操第二 <振りビデオ>

この曲が、マクドにいると無限ループで流れてくる。サブリミナル効果なんて生ぬるいものではなく、完全にエンドレス無限ループ洗脳効果。

やがて、マクドにいる時間が増えれば増えるほど、この曲が我が家を侵略し始める。何気ない時に、ふと気づけば、鼻歌を歌ってしまうのだ。歌詞ははっきりわからないが、歌ってしまうのだ。

 

私:「〜〜ふんふんふんふん♪でてくるバッテン♪」

主人:「バッテンバッテン♪」

 

無意識にデュエットまでする始末。なんという洗脳力だ。

 

この洗脳状態に危機感を覚えた主人は、おもむろにYouTubeを開き、歌詞つきの「ようかい体操第Ⅱ」を流し始めた。

私:「あかん!そんなことしたら、いよいよやつらの思う壺やで!」

主人:「逆だよ。」

 

「歌詞を知らないから、何ていってるのかわからないから、気になってしまう。」「歌詞をマスターすれば、逆に気にならない。」主人の、虎穴に入らずんば…的、謎の理屈の元、二人で歌詞をチェックしてしまった。

二人:「へ〜。こんな事言ってたんや。」

これが甘かった。この曲は、そんな生易しいものではなかった。我々は、完全に妖怪ウォッチ、ようかい体操第Ⅱをナメていた。

 

次の日からのマクドはまさに地獄絵図だった。ようかい体操第Ⅱが、今度は歌詞付で、頭を洗脳しだしたのだ。何かに集中しようとしても、歌詞が頭にどんどん入ってくる。聞こえないよう、イヤホンをしてみたものの、そんなものはもはや効力がなかった。もはや聞こえなくとも聞こえようとも関係ない。この曲は完全に我らの海馬を汚染し、いくら前頭葉の力で押さえつけようとも、自然と湧き出る泉のように、我らの脳内で流れ続けた。歌詞つきで…。

 

そしてついに事件は起きた。

その日はちょっとした記念日だったので、ずっと憧れていたホテルに宿泊していた。美味しい夕食をとり、最後はロマンチックなBarでゆっくりカクテルとウィスキーを楽しみ、最後は部屋でゆっくり焼酎を飲みながらぐっすり眠るはずだった。

 

突然主人は何かに取り憑かれたかのようにようかい体操第Ⅱを流し始めた。


Dream5 / ようかい体操第二 <振りビデオ>

そして「ちょっと運動するわ」という声が聞こえたかと思った次の瞬間、いい大人がようかい体操第Ⅱを全力で踊り始めたのだ。

 

「ふ〜らふらめんたい♪ふ〜らふらめんこ♪」なんと主人の生歌つきだ。

 

飛び跳ねるたびにドシドシと響く床。お風呂にはいったというのに、彼は一心不乱に、汗だくで踊り続ける。

私:「も、もぅやめてっっ!!」

主人:「はなせよっっ!!」

嬉々として踊る彼は、もう誰にも止められない。

 

もはやこれは儀式。ようかいウォッチという神に捧げる舞踊、ダンスなのだ。いつかどこかで聞いた事がある。古代の人々は、酒を飲んで自らを一種のトランス状態に陥らせ、神との交信、対話を行なっていたという。彼もおそらく今それに近い状態。酒の力が、ようかい神との交信を可能とした。今彼は神の意思により、ようかい体操第Ⅱというダンスを神に捧げているのだ。

 

ダンスのキレは非常に悪かったが、彼の目は輝いていた。

 

何ターン目だろう。焼酎をあおりながら果てしなく踊った数時間後、彼は「いい運動になった。」とつぶやいたかと思うと、突然洗脳が解かれたかのようにバタンとベッドに倒れ込み、そのまま眠りについてしまった。汗にまみれた彼の寝顔には、一種の晴れ晴れしさと、神々しさが含まれていた。

 

先ほどまで非常に騒がしかったおかげで、私は逆に、眠れなくなった。

 

 

とにかく、言いたい。

 

f:id:tama222111:20161228113109p:plain

 

次の日

「なんか、体が痛いわ。。筋肉痛かな。なんでだろ。」

と呟く主人を、私はとりあえずスルーしておいた。