旦那の酔っ払い珍プレー集:瞬殺で忘れる
みなさんの旦那さん(奥様、彼氏、彼女)は、酔っ払っても大丈夫な方ですか?
私は酔っても気持ち悪くなって静かにしているだけなので問題ないのですが、主人は、酔っ払うと、
・俺トークが止まらない
・記憶飛ぶ
・意味不明な行動をとる
・ベタベタに甘える
・そこらへんで寝る」…など。
(若い頃は加えて「突然キレる」「他人に絡む(←人見知りのくせに)」など)
恐ろしいですね。
そして彼は今夜も、突然電池が切れたかのように、深い眠りに落ちるのです。
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瞬殺で忘れる
我が夫婦の近頃楽しみは、夕飯を食べながらのM1グランプリ鑑賞です。アマゾンビデオなら歴代の面白いM1が見放題。夫婦は基本の趣味があまり合わないため、映画や番組を見るのにも、選択には一苦労するのですが、そんな中「お笑い」というキーワードは、二人が楽しめるテーマの一つでした。
今夜のM1年度は2003年。伝説的な笑い飯の「奈良民俗学博物館のネタ」が披露された、M1グランプリの中でも傑作の多い年といってもいいでしょう。決勝戦は、フットボールアワー、笑い飯、そして敗者復活戦から不死鳥のごとく蘇ったアンタッチャブルのガチンコ勝負。
爆笑必須の決勝戦がスタートします。
するとすかさず主人。
「これこれ!たしかここでフットボールアワーがタクシーのネタで優勝するんだよ!」
(うぉぉいっ!ネタバレかいっ!)
と思って彼の顔を見ると、すでに酒でいい感じのにんまり顔。…こういう顔になると、私は諦めるしかありません。
2003年M1グランプリがいかにレベルが高いかを、懇々と解説する主人。大声で解説が入るので、節々でネタが聞こえない部分も出てくるが、もうこうなっては仕方ない。楽しそうにしているし、まぁ、よしとしよう。
ハイレベルな決勝戦。最終的に優勝を勝ち取ったのはフットボールアワー。SMタクシードライバーのネタが、審査員の心を掴みました。白熱するオーディエンス。歓喜に涙するフットボールアワー。
「いやぁ。よかったね〜!」「面白かったよ。ありがとう!」私たちも画面越しに、十数年前のフットボールアワーに語りかけます。あ、これは、決してトチ狂ったわけではありません。激戦だった決勝戦の余韻に浸りながら、この数時間を爆笑で有意義に過ごせたことに満足し、感謝の意を述べずにはいられなかっただけです。
最終決勝も見終わり落ち着いたタイミングで、「じゃぁ、ちょっと俺。タバコ吸ってくるわ。」といって、主人は部屋を後しました。
私はテーブルを少し片付け、そろそろ寝ようか、などと考えていました。
数分後、戻ってきた主人。
そこで放った一言。
「いやぁ〜。ところで、誰が優勝したんだろうね。」
…は?
とにかく、言いたい。