タウンエース改造型キャンピングカーHANAがやってきた!初めてのキャンピングカーの選び方や内装のご紹介。
前に中古で買った車。
乗用車よりも幅が狭目の、タウンエースという業務用の車。
こちらが、キャンピングカーとゆう大きな進化を遂げて、我が家へやってきました。
男のロマン(らしい)キャンピングカー
主人と二人で仕事を辞める時、やりたいこと、やってみたかったことをあぶり出して優先順位をつけていく中で出てきた、このキャンピングカー案。
主人曰く「男のロマンだから!」
私もアウトドアや、旅行は大好きなので、この案には大賛成!
二人とも働かない⇨一箇所にこだわらなくてもいい⇨ニートだからこそできる!ってことで、優先順位は一気に上位に。
こうなったら、やるしかないですね。
大きな買い物なので突然買うのは危険!下調べと下準備。
とはいえかなり大きな買い物です。貯金が一気になくなります。
せっかくのニートの時間を短くしてまでトライすると決めたからには、しっかり調べて後悔のないようにしたいものです。
ということで、私たちが実践したキャンピングカーを買うまでのやってよかった下調べをご紹介します。
その1:まずはキャンピングカーの全容を知る。
まずは、キャンピングカーとは何たるものか、何も知識を得ないままです。ネットで調べるくらいしか出来てませんでした。
そんな中、運命の出会いを果たします。ちょうど東京出張中の空き時間に東京代官山の蔦屋書店に寄った時に発見した、こちらの本▼
退職し、家を売り払い、キャンピングカーでの生活を始めた大岡さんという方が、実体験を踏まえて、キャンピングカーで暮らすとはどういうことかを書いています。
見つけた瞬間即買い。家で主人と速攻で読みきりました。
これでかなり、キャンピングカーでの暮らしのイメージができるようになりました。
2017.01追記▼その後これらを購入し、さらにキャンピングカー生活を楽しんでいます。
こちらも、車中泊や地元の幸を楽しむのに重宝しています▼
その2:ところで本当に楽しいの?レンタルキャンピングカーで試してみる。
とはいえ、肝心なところの心配は拭えません。
「本当に楽しいの?」「私たちに合ってるの?」「どのサイズが一番いいの?」
まだお互いに働いていた頃からこの話は出ていたので、土日や連休を利用してキャンピングカーを3回ほどレンタルしました。キャンピングカーレンタルで調べれば結構出てきます。
その時にレンタルできたのはだいたいがキャブコンタイプ。
いわゆる皆さんがイメージするキャンピングカーですよね。サイズも見た目も想像通り。内装いメージはこちらのサイトをご参考ください。
参考:HOT MIND ~乱丸の徒然キャンプ日記~:キャブコンください!
こちらのレンタルでわかったこと。
・意外と快適。
・とにかく楽しい。
・やっぱり、まだ若い今だからこそ欲しい。
・乗用車としては不便すぎる。
・運転が怖い。主人しかできない。
(実は主人も3回中2回ぶつけて警察のお世話になっている。保険で修理。)
【懸念】
キャンピングカーを買うなら長距離移動をしたいのに、運転できるのは主人だけだと、ちょっと酷すぎないか…?
せっかく車があるのに、乗用車としては使えないなんて不便でしょうがない。
現時点では、以上の懸念を払拭してくれるキャンピングカーがあればな…というところ。
その3:様々なキャンピングカーを実際に見比べる。キャンピングカーショーに行ってみる。
そんな中発見したのがこちらのキャンピングカーショー!様々なメーカーの商品が揃い、見比べ、相談し、本当に理想のキャンピングカーを見つけることができます。
こんな感じで、大きな会場にずらり。
こうやって実際に中を見てみたり、入ったりできるのでキャンピングカー選びにはもってこいです。
そもそもキャンピングカーはどんな種類があるのか。
キャンピングカーショーと、こちらのサイトを参考にしながら
キャンピングカータイプ別、我が家でのメリットデメリットも踏まえてご紹介します。
フルコン(フルコンバージョン)
輸入車によく見られる大型タイプで、専用シャーシを製造し、その上に運転席や居住スペースをすべて架装したフル装備モデル。
・デカすぎる
・ラグジュアリーだけど我が家はそこは求めていない。
・トイレや風呂は掃除が面倒だからいらない。
【結果】却下。
バスコン(バスコンバージョン)
マイクロバスをベースに内部を改装したモデル。
・でかい。住むなら快適かもしれないけど運転できない。
・トイレや風呂は掃除が面倒だからいらない。
【結果】却下。
キャブコン(キャブコンバージョン)
トラックのシャーシ部分に居住空間を架装したタイプ。ハイエースの天井部を加工してキャンピングシェルを上乗せするボディカットタイプ(ボディカットキャブコン)もある。
・レンタルしたけどこれでもちょっと大きい感じ。
・乗用車としては使えない。
・トイレや風呂は掃除が面倒だからいらない。(ついてないものもある。)
・キッチンの充実は嬉しいポイント。
【結果】かなり快適だろうけど、もうちょっと小さいタイプがいいな。
バンコン(バンコンバージョン)
おもにハイエースなどのミニバンをベースに、内部をキャンピング用に架装したタイプ。ライトエースやNV200などをベースとしたコンパクトなタイプもある。3ナンバー登録の車中泊モデルも広く浸透している。日本の道路事情に適合したサイズのバンコンは、現在キャンピングカー市場のなかでは人気ナンバーワンである。
・ハイエースタイプなら私でも運転できそう。
・キャブコンよりもちろん小さいけど、主人と二人なら問題なさそう。
・しかも、ハイエースより一回り小さなタウンエースタイプもある。そちらもサイズとしては十分。
【結果】乗用車としても使えるし今の所一番良さそうです。キッチンが小さいのが少し不便かもしれないけど、工夫や調理内容次第かなと思います。
軽キャンパー
軽自動車に就寝機能や家具を架装したタイプ。
・運転は楽そう!乗用車としても使える。
・ちょっと馬力が心配。
・コンパクトだけど寝るだけ感はある。
【結果】ちょっと小さすぎるけど、寝るだけなら許容範囲内ではある。
ここまできたら、後は購入。
イメージついてきたところで、「必ず叶えたい部分・捨ててもいい部分・金額」を天秤にかける。
ここまでくるとかなり使用イメージが湧いてきます。
とにかく我が家の夢は宿付き車で自由に旅をしたいので、必要機能は以下に絞られました。
・乗用車としても使えるものがいい。
・キッチンほど大それたものでなくていいから、水場は欲しい。
・水場の水は簡単に排水してほしい。(タンクで運んで捨てに行くのだけは嫌)
・寝る場所は2人分で十分。
・トイレ風呂は不必要。
・夫婦二人共が運転できるもの。
以上を満たすと、選ぶタイプはバンコンタイプ。さらにハイエースでも大きすぎるのでタウンエースのバンコンタイプに決定です。
タイプが決まれば最終段階:購入先と方法を決める。
いくつか見比べ、気に入ったメーカーに的を絞ったところ、立川にあるTACOSのHANAタイプで決定しました。
【決定要素】
・内装・見た目が可愛い
・ディティールは改造するので相談可能
・細かいキャンピングカー生活の技がある▶︎詳しくは内装紹介で
次に、キャンピングカーの購入方法はいくつかあります。
①新車を購入
②中古車を購入
③車だけ納車して改造してもらう
①だともちろん一番高値。②と③だと、はじめに納車する車を中古車にすれば、値段があまり変わらない(HANAは新しく、人気車種なので中古も高い。)ということで…
中古車を安くで購入⇨改造⇨キャンピングカーで決定しました。
我が家に来たキャンピングカー HANAの内装
やってきましたこちらのHANA♪可愛いシルエットです。
外装
まずは外装です。
大阪府だと、タウンエースやハイエースのような業務用車両には、適合車という水色の丸いステッカーがデカデカと貼られるのですが…例)画像へ飛びます
それが綺麗さっぱりなくなって、可愛いHANAというマークに。
改造されて、タウンエースの頭に収納箇所ができているのですが、こちらも同じHANAステッカーに切り替わってます。
こちらはTACOSのステッカー。しっかり宣伝してはります。
窓には網戸も付いていて、風の気持ちいい時は快適そうですね。
内装:運転・助手席部分
運転席・助手席にも小さな変化が。
まず、助手席側にポケットつきの掛物が。すごく浅いのですが、小物を入れるのには使えそう。
さらに運転席と助手席の間に、肘置きとドリンクホルダー×2までついてきました。
もちろん、プライバシーのためのカーテンも付いています。
内装:後部座席部分
後部座席部分は、乗用車のように座れる場所がもちろんあります。
その椅子部分を上げることができるので、椅子部分をあげて…
先ほど背もたれ部分だった方を下げれば、後ろ向きの椅子に。
後ろ向きになると、広いスペースがあるので、ここで食事などできます。
さらには、芸がこまかいですが、椅子の座る部分の角度は調節可能なので、お尻の部分を少し深くすることもできます。(人間工学的にはこの形の方が座りやすいから、ということらしい。)
もちろん、ヘッドレストは付け外し可能なので、状況に応じてタイプを変えます。
内装:最後方部
では、こちらの広い住スペース最後方部をご紹介します。
まず、こちら▼の右側に積み上げられている板を敷き詰めると、
このようにフラットに。キャンピングカーらしくなりました。
後方を向いた左側には、鏡付き・シンクのテーブルが。
テーブル内は収納もできます。
さらに、寝るときにはこのテーブルは邪魔なので、ヒモで吊り上げてしまえば、このようにコンパクトになります。
寝るときも広々と快適です。
さらに、テーブルを出すときに、つっかえ棒で支えるのですが、吊り上げてしまうと必要ありません。そんな時は、つっかえ棒をなおすアタッチメントまで!芸がこまかい!!
テーブルは、実はもう一つあります。
一番後ろ部分の隙間に立てて収納されているこちらのもの▼
組み立てて、先ほどのテーブルに組み合わせれば、テーブルになります。
フラット部分の板を一部取り外してテーブルを組み入れることで、しっかりと椅子に座って食事や作業ができます。
収納部分は、フラット板の下が全て収納になるので広々。
右側は仕切りつきの収納です。保冷バッグがぴったりです。
保冷バッグ▼
さらに、タイヤ側の、向かって手前の仕切りには穴が開けてあるので、わざわざ板を取り外さなくとも、さっと中のものが出せて便利です。
内装:天井収納
天井部分にも収納があります。
奥の積み上がっている台を手前に並べていくと…
収納スペースになります。
あと、子供くらいだったら、ここで寝れなくもないらしいです。
台を並べた収納以外にも棚が両サイドに2つづつ付いています。
こちらには比較的頻度の高いものを入れていくと便利。
電気類
大切な電源をご紹介します。
後部座席で使う電気は、全て予備バッテリーの電気を使っています。
左から、主電源、コンセントなどで使う電源、後に出てくる水周りの水を引く電源、各室内灯3種。
室内灯はいくつか。こちらは間接照明。
メインライトもあります。ボタンの操作で、蛍光灯を片方だけつけることも可能。
こちらが電源。12Vのシガレットタイプで電気が引けるものと、100Vコンセントが付いています。ただ、100Vコンセントを使用する場合、バッテリー切れのリスクが高いので、原則は後に紹介するEVから引ける給電をしながらでないと使えないとのこと。
バッテリー類は、椅子の下に隠れています。開けるとこんな感じ。
では先ほど少し触れました、給電口をご紹介します。
車の右のおしり側にこのような丸い穴が。
備え付けの給電ホースでEV機器とつないで、給電します。
重複しますが、100Vの電源を使う時は、給電をしながらでないと使えません。
予備電源は、EVの給電以外に、車を走らせていれば、タイヤの回転で蓄電されていきます。
水周り
水も使えます!こちらのシャワーヘッドのもの。
ホースを伸ばせば、先ほどのテーブルのシンクで手や顔が洗えるのです。
蛇口は下には成りますが…。
ホースを伸ばして後ろを開けていれば、外で何かを洗ったりするのにも使えます。
水のタンクはこのようにしたに付いています。足りなくなったら補給。
では、この使用した汚水をどのように処理するのか。
私がキャンピングカーを買う中で、必要条件の一つにしていた、水周りの処理の簡単さ。
それは、このタイヤの下にあるレバーを…▼
ぐっと下げるだけで、この穴から排水されます。
なんて楽なのでしょう!決め手の一つです。
以上。HANAの内装でした。
ソファーの生地などは、色が選べるので、もっといろんな組み合わせも可能。
うちはグレー×ピンクでかわいくしました。
しばらくはこれに乗って夫婦でウロウロする予定。(というか、厳密にはもうスタートしている。)
キャンピングカー検討中の方も、ぜひいろいろ見比べて素敵なキャンピングライフを送ってくださいね。
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その後、キャンピングカーを使いながら。使用感など。関連記事▼