思考プロセスを文章化する。by Chikirin 自分メディアはこう作る!読了
社会人1年目くらでしょうか。
NHKの番組で社会派ブロガーちきりんの存在を知ってから
ちきりんの日記が好きです。
もう、めっちゃ面白いです。
深く、砕いて書かれているので、私レベルでもわかります。
ちきりんの広い見識と、深い考察力と、論理的でわかり易い文章には
とても憧れています。
先日読んだちきりんの本▼には、またもや新たな刺激を受けました。
(あ、ちなみに。このタイトルから想像されるような”人気ブロガーになるための!”的な、How To本では全くありません。
どちらかというと「ちきりんがどういう考えで日記というものを書き、育つまでに何が起きたか」といった事が語られているような形式。)
ちきりんも日記歴は長いそうなのですが
私も、中学2年生から日記をずっと書き続けてきました。
きっかけは、9.11のアメリカ同時多発テロ事件。
貿易センタービルへ飛行機が突っ込む映像を、リビングで家族で見ていました。
何気ない穏やかな夕飯の時間に、まるで映画のような映像。
現実のようで夢のような、底知れぬ恐怖と衝撃を
なぜか私はノートに記したのでした。
今となっては、なんで突然そんなことをノートに書いてみたのか
思い出せません。(日記ノートは実家にあるので、今わかりません)
でも、何となく覚えているのは
ちょうどその頃私は、アンネの日記を読んでいて、
有名でも何でもない1市民が、何を感じ体感したのかを記した日記が
後々こんなにもたくさんの人に読み継がれて、感動されるという事例を知った頃でした。
このアンネの日記に感化されて、この衝撃的なテロ事件の様子をノートに書いてみたのが、私の日記の始まりだったと思います。
その後の私の日記の分量はまちまち。
学生時代に彼氏ができれば、一週間でノート一冊使い切っちゃうほど書くことが溢れてきたり、書くほどのことがなく、スケジュール帖の枠に収まるだけになっちゃう時期も、ただ行動記録だけ書いてるような時期もありました。
あくまで、自分の中だけで留まる産物なので、日記を見返すことは、まずありません。
***
でも、ダメですね。
仕事でもなんでもそうですが、
外に出さなければ、相手がいなければ、市場にさらされなければ、
私レベルじゃ研鑽されることってなかなかなくて、成長しない。
なんで日記を書いているのか、どんどんとわからなくなってくる。
そんな中で、ちきりんの本を読んで、
私はなんで日記を書くのが好きなのか
改めて考えるきっかけができました。
本の中でちきりんが書いてた気になった言葉と感想。
”思考プロセスを文章化するのが好き”
私ってなんで日記書くんだろ?と、疑問を再定義しながら読んでいた時に
ハッとしたのが、この言葉でした。
「私はその時何を考えて感じたのか」
その時の思考プロセスを文章化して日記に記すことで、
自分自身をもっと知りたかったんだと気付いたのでした。
私のコンプレックスは思考が浅い事。そんな私にとっては、
行動記録ではなく、もう少し思考プロセスに注目して文章を書いてみることで、自分自身をもっと深く知ることができるのではないかと思うのです。
学生時代と違い、忙しく、時間は貴重です。
自分の中で感動がなかった事を書く時間はなく、想いのない日記じゃつまらない。
”インプットとアウトプットのバランスには気をつける”
これは、人生に置いてあまり考えたことがなかった。
インプットすればするほどいいもんだと思っていたけど、
「人に話すことで、その知識は定着する。」と、よく言われるように
アウトプットがないと、インプットだけでは全然自分のものにならないのは、確かに事実ですよね。
インプットは自然とできてもアウトプットって思った以上に出来てなかったりします。
意識してアウトプットをする機会を増やす。
日記やブログやツイッター。なんでもいいですが、今の時代はそれが出来る環境なので、
確かにもっとそのバランスを意識してみてもいいかもしれないと思いました。
***
相も変わらず浅い話ですが、継続こそ力なり。
いつかもっと深みのある人になりたいものです。