池上彰のそこが知りたい!ロシア 池上彰 読了

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ロシア旅中に読了した本です。

 

これ読んで、改めて東側諸国のアメリカだな、と思いました。

 

帝国時代から延々と不氷港を求める。ナチスドイツによる侵略から、敵国と自国の間に緩衝国を作りたがる。

シリアへの干渉。クリミアの無理矢理な併合。暗殺国家へ逆行するロシア。原油の値段が直でルーブルに影響する。伝統的にレーニン・スターリンのように強いリーダーが支持される。今もなお残るソ連への郷愁。エネルギーはすべて国有化される。

 

破茶滅茶ですね。笑

でもロシアにもロシアの事情があるんだなぁ。

 

ロシアに限らず、なんでこんなことするんだろうと感じてしまうけど、(決して正当化するわけじゃないけど)この感覚って結局日本人的発想で、世界の常識ではそんなに甘くないってことなんだろうな。

 

国家も結局経営。戦争も経営(強いては外交)戦略。会社の経営において、そんな甘ったるいことばかり言ってられないのと国も同じ。そこには抱えている従業員(国民)がたくさんいるから、社長も甘いこと言ってられないよね。

 

こんな風に考えられるようになったのは、社長の直下で一部署もたせてもらって仕事をする機会があったからだな。社長の考えてることって、社員と全然見てる世界が違う。特に私が勤めていた中小企業なんて、誰か社員の部下になるんだったら、社長の直下で働いた方が勉強になる。大変なことももちろんたくさんあったけど、社長の部下でその考えに触れる機会が作れてよかったなと思う。

 

池上彰のそこが知りたい! ロシア

池上彰のそこが知りたい! ロシア