アンダーグラウンド 村上春樹 読了
恥ずかしながら
私は地下鉄サリン事件をよく知らない。
関西出身+事件当時幼少期だった+現代史に疎い…。。
など条件が重なったのが原因か
言い訳がましいけど
少し遠い昔の出来事のように考えていて
オウムに対しても、表現が難しいが
一種のネタのような、映画の中のような、エンタメのようにしか捉えられて無かったなと、痛感した一冊。
当時どれほど日本を震撼させ
どれほどの人が苦しみながら犠牲になり
後々もこんなにも後遺症やトラウマに苦しんでいる人がいてるのか
私は何も知らなかった。
同時に
こんな事件が防げずに起きてしまった
また、被害が拡大してしまったのは
いったいその頃の世の中は、どんな状況で、考えで、感覚で人々が暮らしていたのか。
その当時にとってのオウムの存在とは、いったい何だったのか。
戦争時代の日本帝国の歴史のように
学び、次に繋げる事は大切だなと感じた。
ただ、これを受けて、果たして私は何ができるのか、どう消化すればいいのか…わからない。私はまだまだ勉強不足だ。