お茶人が認める京都の美味しい和菓子屋一覧。お中元・お歳暮もこれで安心。
京都を離れる前に、色々と、忘れないようにチェックしておきたいものがいっぱいあります。
いざという時に、贈答用に使える、美味しいお菓子は知っておいても損はなしです。
今回は、お茶の先生に贈答用に使っても大丈夫そうな
(つまり舌が肥えた方でも大丈夫そうな)しっかりした和菓子と和菓子屋一覧です。
先日の、短期講習で教えてもらったものも多いので、ほんまに固い品々ばかり。
お中元・お歳暮・御礼で悩んだ時は、ここからチョイスすれば間違いありません。
鎰屋政秋
大正9年創業。本家寺町二条にあった鎰屋延秋からののれん分けによる創業。本家は戦時中の悪事情から今は店を閉じている。継手のいない鎰屋延秋の技術や伝統を引き継ぐ形で、鎰屋政秋は店を構えている。
ときわ木
表千家合宿にていただいたお菓子。大正三年御大典の際に、名も味も優れていると、献上されていた和菓子。中生とか半生といっていい種類だが、しっとりとしているのに日持ちがよい。
丹羽あずきの皮のうすいのをふっくりと炊いて、砂糖を加え、寒天と寒梅粉を合わせ、みじん粉をつけながら薄く板状にし、たんざく型に切って、一文字がまでこんがり焦げ目がつくように焼く。古代紫色のあずきの香りが品良く、控えめな甘みがたまらない一品。
黄檗
政秋では「黄梁」であったお菓子。延秋は餅羊羹というこの種のお菓子が得意。それを受けて、政秋もまた、餅羊羹が得手。稲垣華雪画伯が、黄檗のうろこ形をうまく納めるために八角形の菓子箱をデザインしている。
栗を粉に挽いて蒸し、寒天と砂糖を加えて固め、三角の鱗型に切り、きな粉をまぶしてある。香りがよく、生地がなめらかで、むっちりと美味。鱗型も優雅。
其あと
鎰屋延秋ゆずりの最中。名の由来のように、むかしの文人の使った印判や篆判などの古い文字を最中の皮にデザインに使っている。餡が多くて食べ応えがある。
益寿糖
昔、京都に薬菓子として存在した、王母仙方”益寿糖”というのがあったが、それは鎰屋政秋にも伝わっている。丁字・肉桂・こしょうなどが入っていたと言われるが、今では肉桂だけを入れて、むっくしとした味に仕上がっている。享保年間に完成したといわれる。
末富
麩焼きのせんべいにしても、大ぶりの生菓子にしても、小細工がなく趣があり、おおらかな印象が定着している。初代は東本願寺の御用達として、紋菓などを納め、知恩院・近衛家・小林一三・川合玉堂・富田渓仙ら多数の名士方の元にも親しく出入りが許される。ニ代目は特に、句仏上人から愛顧いただいていたという。都をどりを連想させる、末富ブルーも有名である。
初代は元々、清水寺の屋根を葺く、檜皮葺を生業とする家の出であった。明治二十六年亀末で修行し、別家で家を持つ。俳句を作り、絵が好きで自らも描き、趣味も広かったようである。
うすべに
表千家合宿でいただいたお菓子。白い麩焼きせんべい生地を刃物で二つにはがすように切り分け、中に梅びしお味の餡をいれて合わせたもの。ほどよい梅びしおの酸味が魅力。もともとあった干菓子を独立させて売り出し、評判になる。
曙とも、おぼろ夜の桜花、露けき朝に咲き出る槿月下にほのかな紅葉の色、雪をかぶった紅梅とも見える淡紅色は、四季を問わず心をなごませる品位あふれる彩りです。
両判や光悦などの麩焼きせんべい
両判:大判小判型のせんべいに黒砂糖や甘辛の蜜をしいたもの。
両判は良晩に通じ、春は一刻価千金。
秋は長夜の宴と人生を楽しむと言われております。
光悦:半月型の味噌味せんべいに琳派ゆかりの焼印入。
琳派ゆかりの意匠、
「光悦垣・鹿・露草・蔦茶碗・松・梅」を描きました。焼印と味噌のかもし出す香味。
苦みが、このお菓子を枯淡の味わいに引き上げております。
裏千家御用達の留菓子
PHOTO by blogimg.goo.ne.jp
又新:織部のみどりを入れ、砂糖醤油のすり蜜を刷いたもの。
銀杏薯蕷(いちょうじょうよ):留菓子。(だが、三代目が唐招提寺のふすま絵(東山魁夷画伯)完成の際に調整した”山雲”という題のお菓子が評判を呼ぶ。葛を軽羹で巻いた趣向。毎年6月に唐招提寺に納めるだけで店売りはしない。)
東本願寺別注
石榴糖(ざくろ糖):葛饅頭。くちなしと仁で染めて、大徳寺納豆を潰し入れている。
光悦善哉
夏だけしか作らないと強調している光悦善哉。
京都では、暑い時期に熱いものを食べて
一汗かく食生活が良いとされてきました。
暑気払いになる銘菓です。餡を乾燥させて砂糖を加え、
餅米を用いて煎餅状にした種で包んだお菓子です。
熱湯を注いでかき混ぜていただきます。お菓子には、光悦の好める
「鷹峯の垣やつぎ色紙の模様・舟橋の硯箱」
などの形を真似てお作りしました。
尾張屋
本業は御蕎麦司。有名な”そば餅”は、十三代目尾張伝左衛門草案と言われている。
そば餅
表千家合宿にていただいたお菓子。そば餅と書かれているが、餅ではなく焼きまんじゅう。その日持ちのよさから数ものとして重宝される。一個づつ、風雅な紙で包まれた、民芸調が最初受ける。
黒砂糖の匂いが残る漉し餡、練り合わされたそば粉と小麦粉皮の焼き加減。その薄い皮がと餡がピッタリ合って、少しだけかかった黒ごまがさらなる風味を添える。京都でも通に好まれている。
そば板
京の御霊神社から伝わる由緒あるものとされる。そば粉を練って2センチ幅、6センチくらいに切り焼かれた香ばしい板菓子。お茶会では干菓子としても形良く積まれている姿を見かける。ポリっと歯当たり良い割に、口の中でするすると溶けてしまう硬さ。
亀屋良永
御池通りに面した亀屋良永。素朴な小壺に季節の花が活けられたウィンドウは一見の価値あり。かならずご主人が活けるそう。
御池煎餅
短講にてでたお菓子。生粋の江州米のもち米粉に砂糖を加え、亀甲目に焦がし、みつを薄く塗り、また焼いたもの。戦時中一時中断していた御池煎餅は、戦後復活。干菓子の一種でやさしくて脆い。ふやきの一種。
松屋藤兵衛
この家の先祖である、丹波出石城主で前野但馬守という十万石大名が、関白秀次の付人として大徳寺への出入りをはじめ、茶道に通じ、千家家元や格式高い寺との交際から茶の道に詳しくなる。やがて、茶道に関わる品々の用達から、茶会の菓子の吟味、そしてついに菓子をつくるにいたったと伝えられている。
この付近は、大徳寺につながる店が多く、茶道家元も近いので、豆腐、納豆、揚げ物、がんもどきなど、普通の店のものでも、伝来の味を引き継ぐ店が多い。
味噌松風
短講でも登場したお菓子。
「早よう行かんと売り切れる」と、京都では有名な 松屋藤兵衛の味噌松風。大徳寺納豆の香りと塩味が独特で、通の人や茶人好み、酒飲みにも好まれる味である。別名を「紫野松風」とも。大徳寺ともゆかりがあって、必ずこの菓子を使う茶会もあるそう。
おり姫
西陣の糸玉から着想を得て作られたおり姫。5色のつぶつぶは、手作りの面白さがある。生砂糖の中に、寒梅粉を混ぜたもの。赤は梅干し入り、緑は柚子入り、白は胡麻、黄は生姜、淡茶は肉桂、と、一粒ずつ味が変わる。干菓子ほど脆くないので、口当たりが面白く、パステルカラーが目にも美しい。老若男女好まれるお菓子。
通い路
納豆入り落雁。路地の石に見立てた渋いデザイン。
御倉屋
量産をしない。デパートに出さないことをポリシーに。お客さんと直にふれて手渡ししたいという、そういった気持ちでお菓子をつくっている。
夕ばえ
秋の山を写したもの。都の西北にある、こんもりとしておとなしい山。夕ばえも、こんもりとして、さわれば崩れるような、もろいお菓子である。白あんに、卵の黄身を混ぜて、まるめて焼く。その頭に焦げ目をつけて、ふわーっと割れているのが、いかにも夕映えの感じである。
茶菓子だけでなく、この夕ばえにブランデーやウイスキーを少しかけると、コーヒーや紅茶にあうので不思議。
旅奴
なんとなく南方のおもむきのある旅奴。カステラ生地をちいさく手でちぎって、焼いたのに、アク抜きした黒砂糖の衣をかけたもの。
笹屋伊織
どら焼
東寺土産に人気なのが、笹屋のどら焼。21日の弘法さんの縁日前後の、三日間だけしかないというもの。
どら焼は餡巻き。小麦粉を主にして焼いた皮に餡を乗せて丸く巻いてあるもの。その皮はもち粉のようにもっちりとしている。この皮の口当たりの良さと、さらっとしたこし餡の量が絶妙である。竹の皮に包んで提げられるパッケージの見た目もよく、食べる時は、皮ごと輪切りにして食べる。
むかしお寺では、鉄板のかわりに銅鑼をつかったとかで、東寺のお土産にふさわしく、どら焼という銘がついたそう。
満月
もとは出町柳で商売をしていた満月さん。戦時疎開中に出町柳のお店はなくなってしまい、仕方なく百万遍へ移転をした。その時は、餡をたく釜も、皮を焼く道具もすべてなくなってしまい、戦後0からやり始めた。このタイミングで機械化が始まる。通りからもよく見え、通りすがる人々を楽しませる。
阿闍梨餅
もちもちした皮にたっぷり入った粒餡。甘さもしつこくないので、昔から評判であった、京都土産のど定番。もち米と卵とお砂糖で、むっちりした皮をつくり、餡はすこしこんもりするぐらいたっぷり入れるんだそう。昭和のはじめの頃、お菓子屋さんのおまんじゅうは、五銭が相場のところ、阿闍梨餅は二銭で買えて、庶民には嬉しいおまんじゅうだった。
田丸弥
基本的には、煎餅屋。冬にまれに出てくる京の冬という水羊羹も絶品。北大路よりも上にある立地ならではのお菓子が楽しめる。
京の冬
寒い日の夜に作られ、夜明けの冷気で固める水羊羹。越前塗りの船のまま届けられる。「明日の朝の冷え込みはきっと厳しいやろなぁ」と思った時に、夜からあずきを炊きはじめるという。寒天を混ぜて、粒子があらくならないように、マキで気長に炊く。いつもあるとは限らず、あらかじめ注文しておく。寒い日にこたつに入って冷たい水羊羹をへぎですくって頂くと、えも言えない幸せである。
白川路
メリケン粉に味をつけて山里ごまを入れて薄く焼いたもの。田丸弥は基本的にはこの白川路を焼いて商いをしている。その他、大徳寺納豆を摺り込んだ”味噌半月”やピーナッツ入りの”貴船菊”、”味噌半月”など、どれもお茶うけによい。
大黒屋鎌餅本舗
お鎌餅
洛中と洛外の街道筋を結ぶ出入の口を、京の七口と言った。粟田口・丹波口など。鞍馬へ通じる鞍馬口もそのうちの一つ。寺町通の北のどん突きにあたるのが鞍馬口通り。
賀茂川にかかる出雲路橋を渡ると、下鴨になり、ここら一帯が田んぼだった頃、お百姓さんが町へ物を売りに出る時一服する茶店があり、その茶店には鎌の格好をした餡餅をうっていたという話がある。鞍馬口に近い大黒屋の”お鎌餅”も、やはり鎌の刃の形に似せたもの。
しかし、こちらは、茶店の味ではなく、立派な生菓子。控えめな甘みで、羽二重のようなやわらかくすべすべの求肥皮。普通、求肥というのは、もち米粉に倍もの佐藤をつかうんだそう。そこに、へらで濾したこし餡を詰めて、細長く鎌形に作られている。皮と餡とのなれ具合が絶妙で、餡にはかおり程度の黒砂糖が使われている。
でっち羊羹
むかし、近在の農家の子供はたいてい町へ丁稚奉公にでていた。休みは盆と正月の2回だけ。親は、子供が奉公先へ帰る時、竹の皮包みの羊羹を蒸しあげて主人へのお土産につくったという。
炊いた餡に小麦粉を混ぜて、黒蜜でヘラにのるくらい練り上げ、それを皮包みにしてじっくり蒸されている。ひなびた味のけっこうなものである。名前の由来は、丁稚さんが持ってきたから、丁稚さんでも帰るやすいものだから、でっちる(つくねる)意だから、など、諸説ある。
神馬堂
すぐ隣に神馬があったので、神馬堂と名付けられた。むかしは茶店だったので、鞍馬、岩倉あたりへの往来の人がいっぷくして焼きたてを食べていたという。
やきもち(葵餅)
上賀茂の名物。上賀茂葵祭りにかけて、葵餅との別名もある。
「上賀茂名物 人問はば
此と答えん 葵餅
味で売ります 神馬堂」
という文句の、染め抜きのれんが印象的。
亀屋伊織
400年を越える歴史を持つ、お茶会用のお干菓子を専門にしている。お茶会の趣旨にあわせて完全受注生産にてお干菓子を用意する。伝統の手法を守り、今も家族だけで作り続けられている。代々、季節に合わせた意匠を考案し、残しているが、代を超えて残る菓子は一つか二つ。
顔を覚えてもらい、人間を知ってもらうためにも、配達は大事な仕事と考えており、いくら優れたお菓子をつくってもよい人間関係がなければお菓子というものは売れない。その配達の際に気をつけていることは、長居せず、余計なことは喋らないこと。長居をすれば、お家の内情をしることになる。いらんことのひとつやふたつしゃべることもある。長きに渡ってどのお家にもかわいがって頂くためには喋らんことが一番なんだとか。配達と菓子作りは車の両輪。「つかず離れず」をもって旨とし、そのかわり、どこにも負けないよい菓子をつくる。これが京の老舗の生き残りの知恵だと十七代は語る。
二月:きつね面とねじり棒
2月といえば、初午。伏見稲荷の豊穣祈願祭りを思わせる意匠。十六代伊織が考案した。戦時中だったこともあり、まともな菓子作りをスタートできたのは、70を超えてから。十六代伊織にとってはたった一つの代表作となっている。
四角の麩焼きせんべいを三角錐にくるりと巻いて、目を焼印で押し、白砂糖をさっとかけたもの。せんべいをこのように立体的に仕上げたものは、亀屋伊織さんでは唯一これだけなんだとか。それに、紅白の有平糖をねじったねじり棒を取合せると、祭囃子が聞こえてきそうな景色です。
六月:瀧せんべいと青楓
六月は、押しものではなでしこ、おもだか、青楓(かえで)、瀧せんべい、蛍せんべいなど。ことのほか喜ばれたのは、この臨場感溢れる瀧を表現した瀧せんべいである。
短冊形のせんべいに白砂糖をかけただけ。白の陰影だけで瀧が浮かび上がる仕掛けだが、その時々の筆遣いによって水の流れが変化するところは妙味につきる。手仕事ならでわの効果である。
十一月:吹き寄せ
晩秋の風情を干菓子に表したのが吹き寄せ。栗、松かさ、銀杏、きのこ、いちょう、松葉、もみじと、色とりどりの七種の形を寄せ集めてある。どれもこれも他の菓子屋とちがい、やわらかくておお振り。形もおおざっぱ。
押し物の手法は四種類にわたる。
・栗とまつかさなど…かんばい粉や砂糖を調合して木型に押して作る。
・銀杏…つくね芋と砂糖を練りあわせて木型で押したもの。(亀屋伊織では、押し物とは呼ばずに、芋つなぎと呼ぶ。)
・もみじ、いちょう、松葉…州浜という豆の粉と砂糖をねったもの
・きのこ…砂糖蜜を煮詰めた有平糖。
・以上四種の他に、せんべいがある。
お茶席では、色形と口触りをかんがえて、これら5種のうちから二種の技法を使った、意匠の異なる干菓子が一組にして出される。吹き寄せのように、四種類もの技法、七種類もの意匠を一度に供することはまずない。
もともとは、吹き寄せは「ため寄せ」呼んで、売れ残りをためて、ごくごく親しい方におわけしていたのを、いつのまにかお茶人が面白いといって、吹き寄せという一つの表現に作り上げられたものであるという。
秋の華やぎを写した菓子でありながら、その成り立ちは、いかにもわびたお茶があり、京の暮らしが感じられる。
おいしい和菓子は世界を救う
以上でございます。京都観光に来られた際にも是非お試しくださいませ。
大人な和のお手紙アイテムが揃う 京都のお店。
最近お茶の先生や、お世話になった方へお手紙を書く機会が多いです。
素敵なお手紙アイテムが揃う場所、
また京都に帰ってきた時に迷わず行けるように、ちょこっとまとめときます。
大人のお手紙アイテムが揃うお店
ちょっと品のいい、大人な便箋を探そうと思っても、普通の文房具屋さんでは見つけられなかったりしませんか?百貨店に行けばあるんだけど、品揃えが悪くて…なんてこともありませんか?
素敵な便箋を使ったお手紙が書ける大人って素敵だな〜。と思った時に、行っては、買い溜めする、いくつかの紙製品を扱うお店。
これなんて「おもだか」「木蓮」「立葵」モチーフの便箋。どのモチーフも大好きな植物。こんな素敵な便箋が手に入ります。やっぱり京都は和モノに強い。ありがたい。
鳩居堂
言わずと知れた名店です。姉小路寺町にある本店で、揃わないアイテムはございません。伊勢丹などの百貨店にもはいっているけど、特別格別な便箋が買いたい時は、是非本店へ。
京都 便利堂
美術品の印刷といえば、便利堂さん。鳥獣戯画展などでは、大活躍されてましたね。便利堂さんは、美術品やポスターだけでなく、雑貨も展開されています。こちらに行けば、古典柄から美術品ぽい便箋など、文化人的雰囲気溢れるアイテムがゲットできますよ。
雲母唐長
日本最古の、襖の唐紙を作っている唐長さん。桂離宮やら、二条城やら、もちろん茶道家元の襖も、こちらの唐長さんの作品。こちらの、もう少しカジュアルなラインが雲母唐長さん。こちらの便箋やハガキなども、とっても素敵ですよ!ちょっと、値段は張りますが、特別な時に、是非使いたい一品。
京都岡崎 蔦屋書店
ついに京都にも蔦屋書店ができました。蔦屋書店はいつも、かなり素敵な便箋を取り揃えてますよね。探しに行って、損はなしです。きっとお気に入りの便箋が見つかるはず。
裏具
裏具さんも、かなりニッチでおしゃれな紙製品を扱っています。古典すぎないけど、和の雰囲気を残したモダンな紙もの。ちょっと面白みがあって、おしゃれなお手紙になりますよ。ギフトにもおすすめ。
京都 楽紙館
主に、紙全般を扱うお店。和紙がメインですが、一部便箋なども取り扱ってます。私の家は、二城のあたりなので、遠くにいくのがめんどくさい時に、よく利用します。空いているので、選びやすい。
やわらかな香りで気持ちを届ける文香
文香も、たまに使うアイテムです。ほんと、ごくたまにですが。
でも、香りを手紙に含めるだけで、受け取る相手の印象は大きく変わるもの。気持ちを五感で届けるのに、一役かってくれます。
実際、香りの力は営業時代に経験済み。名刺入れに少し爽やかな柑橘系のお香を入れておくと、名刺に香りが写るので、名刺交換の時に、感覚的に好印象を与えます。とにかく、掴みはOK。お客さんにも喜ばれたし、そんな営業が持ってくる雑貨なら「いいかも」って思ってもらえそう。(独断と偏見)
「生理的に無理」とかよく言いますが、人間の五感って、本当にバカにできない。
松栄堂 本店
文香、いや、香り全般で、松栄堂さんに勝るところはあるのかと思うくらい、香りに関して、全面的な信頼を寄せているのが松栄堂さん。一度、国内旅行の土産物屋で、他の線香に浮気をした事があったのですが、香りが合わず気持ち悪くなって即処分。やっぱり松栄堂さんやわ。って思いました。
COCON烏丸にある、リスンさんも素敵な気持ちにしてくれるので、おすすめです。
山田松香木店
松栄堂さんを愛しすぎて、あんまり利用しませんが、こちらもとてもいいお香を作っているので、松栄堂さんが買えない時は、こちらを利用しています。ワークショップとかも開催しているようです。先日友人が行ってました。
手紙にアクセントを添えるハンコ
ハンコなんて、そりゃ滅多に押す事もないし、使い方もいまいちわかりません(私は)
でも一つあれば、目を引くアクセントにもなるので、おすすめです。私は、このブログのタイトルにもある、”日是好日”の禅語スタンプ一つを、特に気に入って使っています。
これで、相手が穏やかな気持ちになってくれると嬉しいし、形もなんだかかわいいので。シンプルに、無地のハガキに、文字と、一つのスタンプ。なんて、ちょっと素敵ですよね。
田丸印房
面白い印鑑、お年賀印鑑など、いろいろと揃っていますが、私はここの、禅語ハンコが大好きです。
メールが主流の今に、手紙を書くと、本当に喜ばれます。
よく聞くセリフですが、実践してみると、それが本当だと思う機会がどんどん増えました。
せっかく書くなら、自分もテンションの上がる便箋・アイテムを使って、手紙を書きたいですよね。
京都にお立ち寄りの際は是非お試しください。
茶道がもっと楽しくなる 五感で感じるお茶書籍。
お茶を、かれこれ5年ほど習っています。
始めた動機は
「日本文化の結晶といえるお茶を学びたかった」
なんて、カッコいいものではなく。
(というのも、そんな風に言われても、頭で「そうなのか」と思うばかりで、一体全体、日本文化って言われてもピンとこない。)
「おいしい和菓子が食べたかった」なんて不純なものです。
それが、あれよあれよと深みにハマり、先日の合宿で
完全にノックアウト。
今では、一生涯かけて学んでいきたい存在。
今日は、私が読んだ中で、茶道がもっと楽しくなる書籍をまとめます。
増えたら追記。
茶道を五感で感じる書籍
日日是好日ー「お茶」が教えてくれた15のしあわせ
日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)
- 作者: 森下典子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/10/28
- メディア: 文庫
- 購入: 13人 クリック: 39回
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実は、私のブログのタイトルは、この本を読んで感動したところから取っています。非常に有名な禅語ですが、この本を読んで、さらに好きになりました。
こちらは、著者である森下典子さんが、お茶のお稽古を通して感じたことが徒然と書かれています。
途中著者は、お茶が本当に楽しいのかわからない。しんどい。と、悩み迷う時期があります。そんな場面が、まさに私。「しんどいし、よくわからない」とちょうど思っていた時に、この本に出会ったことで、励まされ、お茶の楽しさを思い出させてもらいました。
専門的すぎず(あんまり専門的だと、私もよくわからなくなる)読むだけで、やわらかな畳の香りが漂ってくるような、そんな本。疲れた時に読みたいバイブルです。
且坐喫茶
且坐喫茶とは「まぁまぁ、とりあえず、座ってお茶でも一服いただきましょうよ。」という意。そんな、忙しい毎日の中、ふと立ち止まらせてくれる書籍。
著者が男性だけあって、男らい視点でお茶室を楽しんでいる様が興味深かった。著者が実際に行ったお茶会の様子が、様々な記憶と結びつきながら展開されていく。
たしかにお茶室に座っていると、不思議とそんな状態になる。浮かんでは消える様々な記憶と、現在が交差していくお茶席。自分は今どこに(どの時点に)いるんだろう、と考えてしまう時がある。
そんなことを考えていると、畳のヘリをお茶碗が越えてくるので、慌てて頂きに向かうのです。
茶道実用手帳
こんな便利なものが、あったのか。あったのですね。
年間カレンダーには、主だったお茶席が書かれていて、旧暦の暦や月の満ち欠けもバッチリ。さらには、歴代家元の花押や、お道具の形の名前まで書かれているので、辞書として大活躍。
お茶会や、お稽古のメモや「この形、なんて名だろう?」なんて時も便利。銘がわかれば、さらに面白くなるお茶。茶会記書く時に大活躍してます。
茶道百科ハンドブック
茶道百科ハンドブック (茶の湯 便利手帳 1) (茶の湯 便利手帳 ?)
- 作者: 竹内順一
- 出版社/メーカー: 世界文化社
- 発売日: 2010/10/16
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そして、茶道実用手帳をさらに専門的にしたかったら、こちらの辞書がおすすめです。禅語から家系図まで、ありとあらゆる事がかかれています。初心者から、ベテランまで、使えるハンドブック。禅語とかよんでるだけで面白いですよ。
現・旧 社会主義国の旅行体験談を話す事になりました。推薦書籍や映画。
共産圏旅行趣味が高じて、今まで行って来た社会主義国の旅行記トークショーをすることになりました。
もちろん、すべての国に足を踏み入れたわけではないのですが、
キューバ・北朝鮮・中国・ロシア・バルト三国・ベトナムあたりなら行った事があるので、実際に行った事がある人しか見られない・感じ得ない情報があるのかな、と思い、引き受ける事にしました。
実際にただ観光するだけでは面白くないので、旅行中、旅行前後は、書籍などでいろいろ知って楽しみます。
今回は、リアルに学んで理解ができる推薦書籍・映画をまとめます。
また、増えたら追記していきます。
現代史全般をわかりやすく理解する
学校では教えない「社会人のための現代史」 池上彰教授の東工大講義 国際篇 (文春文庫)
- 作者: 池上彰
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/11/10
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いわずと知れた、池上彰さんの、超分かりやすい、超初心者向け、現代史書籍。これは、共産以外の現代を深く知るのに役立つ書籍なので、おすすめです。
中国
祖母の時代(清朝末期)から、母の時代、娘の時代の3世代にスポットを当てて、王朝崩壊から、独裁政権、文化大革命を生き抜いた、中国の1庶民の生き様が描かれています。歴史書や、文献などでは、到底知り得ない、リアルな庶民の声が描かれていて、矛盾や無常の時代にでもたくましく生きる主人公が描かれています。
中国現代史を庶民目線で深く理解する、一作。
中国では、上映禁止になるなどして、大きな反響を受けた作品。毛沢東の、文化大革命で被害を受けた人々が、強制労働所でどのような仕打ちをうけたか、リアルな姿が描かれる。表紙にて跪く人は、実際に文化大革命にて強制労働所で働いていた人。悲哀に満ちた姿が印象的。
こちらも、文化大革命をテーマにした映画。文革では、もちろん、京劇などの娯楽も「人民の敵!」として、迫害の対象に合う。美しい、京劇を演じる人々の物語。
中国の、経済の解放による、都市と地方の急激な格差を、教育面から追った映画。いまだに田舎ではこれが現実であるらしく、経済発展著しい中国の都市部を知る私にとっては、衝撃的な姿だった。
ロシア
- 作者: ジョージ・オーウェル,George Orwell,高畠文夫
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1995/05
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旧ソ連の体制を、動物農場に見立てて、非常にわかりやすくパロった作品。ベストセラーになるだけあって、わかりやすく、そして、酷い世界が広がっている。
- 作者: ジョージ・オーウェル,高橋和久
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/07/18
- メディア: ペーパーバック
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動物農場に続き、社会主義のような、計画国家が、さらに進んでいくと、こういう姿になるのではないか?といったような物語。非常にリアルで、ありえないようで、ありえそうな計画国家の姿が垣間見える。
スペイン戦争を舞台にし、共産党が、世界に及ぼした影響をわかりやすく描かれている。 世界中を赤に染めようと、他国の戦争をダシに立ち回る共産党。その共産党に振り回されるスペイン。実際にスペイン軍に従事した著者のリアルな話がつづられる。
北朝鮮
- 作者: 河泰慶,李英和,崔炳善
- 出版社/メーカー: ティー・オーエンタテインメント
- 発売日: 2011/07/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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金正恩の人生や、どのようにして生きてきたかが描かれる。わかりやすいのでおすすめです。
生きるための選択 ―少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った
- 作者: パク・ヨンミ,満園真木
- 出版社/メーカー: 辰巳出版
- 発売日: 2015/11/20
- メディア: 単行本
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食べるために脱北した少女の物語。実際に北朝鮮の貧しい農民たちがどんな暮らしをし、何を考え、思っていたかがリアルに描かれている。たとえ北朝鮮を逃れられても、そこに待つのは、さらに過酷な場所。自らのプライドや純潔が容赦なく奪われる、そんな運命にもめげずに、必死に生き抜く姿が描かれている。
また、北朝鮮は、こちらのブログが非常に詳しいのでオススメです▼
キューバ
ベトナム・カンボジア
カンボジアのポルポト政権が行った大量虐殺で何が起きていたのか。カンボジアの伝統的な人形をつかって表現します。
トークショーを終えて。所感。
そもそも、興味のある人は思った以上に多かった。
専門家ではないので、もっと旅行体験談重視でもよかったかも知れない。ちょっとしたエピソードを交えた方がウケた。
社会主義国括りなら、「各国の旅行体験談」をでまとめてもよかった。
___
このように、自分の経験をシェアすることは、今後も積極的に挑戦したい。
表千家短期講習会 無事卒業。人生においてとても大切なことを学んだ一週間。
先日書きました、短期講習会。無事卒業し、昨日帰宅しました。
まさに修行のような毎日で、帰れば即寝するほどクタクタになりましたが、夢のように美しい時間でした。
この感動をなるべく忘れたくない。そう思って、帰りしなに伊勢丹で小山園さんのお抹茶(春限定)と、和久傳さんの西湖を買って帰りました。
今日は、内容と所感について、書き残したいと思います。
また、これを読んで、「私も行ってみたい!」と思う方が少しでも増える事を願って。
概要
期間:3月3日〜3月9日までの約一週間。
京都表千家家元近くにある妙顕寺という日蓮宗系お寺に寝泊まりし、お稽古・座学に励む、お茶三昧の講習会です。
細かい事は、こちらのブログが詳しかったので、よかったらご参考ください▼
暮らしぶり
とにかくゆっくりする時間はあまりありません(とくに女子は)修行です。
朝5時50分から始まる妙顕寺のお勤めに参加し、掃除し、急いでご飯を食べた後は、ダッシュで着物に着替えて講習会場へ向かいます。稽古場へ向かえば、今までにない緊張感と正座の時間。
ご飯や掃除、あと休憩中に毎回ある点て出し、お稽古準備などは、それぞれ班ごとに当番制となってます。各班が連携して、全員で準備や掃除を終えます。
このとき、例えば、自分の班が話しながらダラダラとご飯を食べていれば、片付けが遅くなり、ご飯当番の班の着替える時間がどんどん短くなります。自分の行いが、後々、どんな風に周りの迷惑になるのか、考えさせられます。状況把握しながら、行動しなければならない事が学べます。自分勝手が許されないのが、集団生活だと再度気付かされます。
また、私は冬でした。お寺での寝泊まりですので、もちろん非常に寒いです。防寒はしっかりした方がいいです。朝のお勤め時間も、5時50分とかですので、まだ暗いうちから行動開始です笑。
しかし、寒い分、夜に入るお風呂が至福のひととき。最高です。また、朝もキリッとした空気の中、ちょうど、東雲くらいの空が東山の方に眺められるのも、感動的な景色です。
携帯など、余計な情報がない分、そういった環境の変化に気づける幸せがありました。
また、たくさんの豪華な講師の先生方からお話を聞ける機会・触るだけでも恐縮してしまいそうになる、何百年と愛されつつけてきた本当にいいお道具に触れる機会・京都のおいしいお菓子を惜しみなく食べさせてもらえる機会が得られます。
それだけでも、単純に、嬉しく、楽しい時間でした。
お点前
すごい緊張感の中で稽古は始まりました。
非常に高名な方にお点前を見てもらう緊張感といったら…。息も上がるし動悸がとまりません。先生の顔がなんども浮かび、「大丈夫。先生にいつも見てもらっているようにすればいい。大丈夫。」と先生に祈るような気持ちで、自分を制して必死でお点前しました。
終わったあとは、やりきった!今までにないくらい、心をこめてお点前をした!という達成感と、あんなに先生にいつも見てもらっているのに、できないところがあった…という悔しさが同時に押し寄せてきて、涙が溢れてきました。
あぁ、私は、お点前(しかも薄茶)はある程度できるものだと思っていたのに、こんなにもできなかったんだ、と気付かされました。
確かに、今までのお稽古、こんなに必死にやっていたのか?と考えると、まだまだ甘い部分があったようにも思いました。
所感
もう、感動した事が多すぎて、まだうまく咀嚼仕切れてないのですが
なんというか。お茶は生涯をかけて学んで行きたいし、幸せに生きていくヒントをもらったように思います。
いろんなエピソードがありました。その中でも特に心に残った事▼
*一期一会:お茶を点てるという事は、二度と来ないこの時を、手を抜かず一生懸命、お客さんのために、心をつくす事。お茶室の設えから、お道具から、所作から、気遣いから、全てがお客さんのために心をつくす。これは、仏教で考えると、人のために尽くす善業を増やす行為に通じる。
また、お茶事が終われば、いつまでも名残惜しく残るのではなく、少し残心がある方が良い。お客さんを見送った後は、「お客さんは無事に帰ったかな」「あの人と過ごせて楽しかったな」と、そのお茶室に残る残像・余韻を楽しみながら、一人静かにお茶を一服いただく。
この、優しく美しい心づかいと、桜のような儚さが、なんとも言えなく切なくて、危うく涙がでそうなほど感動しました。
*大げさに派手に、奇を衒う茶を点てるのではなく、極めて普通にお茶を点てる。そういった装飾(無駄)を省く事で、日常の小さな幸せがより感じられるようになる。
これは、どんな条件(環境)にあっても、幸せに過ごすための、大きなヒント。そのヒントがこんなところにあったとは。なんだかハッとさせられました。
事実、茶室の景色というのは、日常なら気にしないような、その釜の湯気さえも美しく見えるから不思議です。そのお客さんのために用意された” 季節感 ”を楽しむ事ができる空間が茶室なのです。
そして、「無駄がない」という事は、逆に「すべての動き(もの)に意味がある」という事。その全てに亭主の心づかいと意味が隠されていて、お客さんとしては、それを少しでも汲み取れる力をつけたいものです。
そういった感性を身につける事で、きっと何気ない日常を、幸福で充実した気持ちで過ごす事ができるのではないかと、思うわけです。
お茶の世界というのは、本当に美しいですね。人との付き合い方・ライフスタイルに対する考え方、いろんな気づきがありました。すべてがこれはほんの一部。その他にも、今まで疑問に思ってきた事や、どう解釈していいのか分からなかった事もたくさん学ぶことができました。
日常に忙殺されることが増えると、”幸せになるための暮らし方”を、つい、うっかりと忘れてしまいます。私は働いている間に、良くも悪くも、忘れちゃっていたように思い、もう一度、この感覚を思い出したいと思いました。
自分でも自分がよく分からなくなっていたこのタイミングでの、この気づきは、私にとっては大きな糧となりました。
説似一物即不中
お稽古中に、掛物として出てきた、こちらの禅の言葉にもありました。説似一物即不中。(意:いくら、言葉にしようとしても、実際に体験した人しかわからない・伝わらない事がある。言葉で説明しようとしても的外れになってしまう。)
この言葉が表すように、この感動・衝撃は、どんな言葉に表してみても、伝えることは難しい。
でも、お茶の後輩さんで、「最近、お稽古も楽しいのかよく分からない」「なんでそんな風にするのかがわからない」「そもそも人生がよくわからない。私はこのままでいいのか。」そんな風に悩まれてる方がいたら、是非参加してみてほしい。
きっとそこには、茶の湯における気づきだけでなく、自分の人生において、大きな気づきをもたらしてくれると思います。
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講習会中、たくさんの教えを与えてくれた先生方、本当にありがとうございました。たった一週間ではありましたが、師匠というのはこういう事をいうのかな、と思いました。この感謝は伝え尽くせないですが、この場をかりてお礼申し上げます。
表千家 茶道 短期講習会に行ってきます。
今日から1週間、お茶の短期講習合宿に行ってきます。
京都上京のお寺に泊まり込みで、まさにお茶づくしの日々。
今朝の冷え込みに若干ビビりながらも、あらゆる情報から離れて、シンプルにお茶に徹する時間がつくれる事がとても楽しみです。
先輩からも、めっちゃ勉強になるから!と勧めてもらって、はや数年。
やっと機会を得ました。
エアコンもなく、携帯も使えない、修行のような日々になってきますが、
私はどうやら、たまーに、こういう修行の場を好むようで。
なにか、きっと、理由があるんでしょうが、
もうすぐ着くので、詳しい検証はまた今度。